エリセ作品は観終わった後に、
独特で不思議な余韻をもたらします。
西洋絵画の見本市かっていうくらいの
美しい映像が前作よりもパワーアップしてまして、
個人的には、ミツバチよりもこちらの方が観やすく…
フランス語の授業をサボれ、と笑って言った父。愛娘ともう少し一緒にいたかったんだ。後になってわかる事。陽気なダンスの思い出も、大人への抵抗としてベッドの下に隠れた思い出もみな哀しいエストレーリャ。幼い…
>>続きを読む後悔はあるかもしれないけど、どうしたらよかったとかそんなものはきっとない。
父のこと中途半端にではなく本当に大好きだったからこそ、幸せだった頃の記憶が悲しかったし、エストレリャだからこそ父の葛藤や…
父と一緒にいるだけで満ち足りていた少女エストレリャ。ある出来事から父のことを何も知らないことに気づく。少女が大人になっていく様子を繊細で美しい映像で描く。
光と影の美しい映像に心奪われました。
…
ふわっとした謎のまま終わる
調べてみたら本作には実は後半があったようですが、大人の事情でこうなっているんですね
スペインの内戦と宗教が背景にあり
父親の想いは過去へ、反対に少女は成長し物語が交差し…
多くを語らないが故に視聴者の想像力を膨らまさせるその表現の仕方がお見事
そして「ミツバチの囁き」と同様、光と影が織りなす美しい映像にうっとりでした
淡々と進むお話の中、少女の瞳が印象に残る..
あれ…
(C) 2005 Video Mercury Films S.A.