ワンダフルライフの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「ワンダフルライフ」に投稿された感想・評価

kuuc

kuucの感想・評価

2.1
あまりにも私には響かず
ひたすら退屈でした

人の記憶なんて
それぞれの都合や気持ちで
現実から離れて行くもの

歳を経て
都合よく更新もされるだろう

なら一つ選ぶ意味あるかな?
くずみ

くずみの感想・評価

3.8
フィクションとノンフィクションのあわい。撮影後に亡くなった出演者は、どんな思いを抱いていったのだろうか。
死んだ人たちが天国に向かう前の1週間に、生前の思い出から大切な思い出を映像として制作する話だ。必ずといっていいほど、自分ならと観賞者は考えるであろう。そこですぐに思いつくことができても、できなかったとしても幸せだったかどうかということの目安ではない。思い出を通して自分が生きてきたということはどういうことだったのかを問い詰めるだけに過ぎない。それが幸せなことだけではなく、悲しみに裏打ちされた思い出の場合もあるのだ。

作品ではオーディションで一般の人を出演させたり、ドキュメンタリーっぽいインタビューがあったりと、幻想的な内容にリアルな人間の思い出を掘り起こそうとしている。この方法が面白くもあり、つまらないものになっている原因でもある。語られる話に引き込まれるか、共感や感動があればいいのだが、まったく興味のない話を長々と聞かされれば、いきなりつまらないものになる。しかもそこに使われる時間が相当あるからなおさらだ。
が、そこに映画としての物語も用意されている。望月(ARATA)と彼の婚約者であった女性の夫(内藤武敏)との絡みだ。お互いにその事実に気が付くのだが、そのことをお互いに口に出さず、夫は望月にそのことを気づいたことを書いた手紙を渡す。思い出を通しての三角関係が切ない。誰一人生きておらず、何か語ることも意味を持たず、ただ一人の女性の心の奥底にあったであろう本音が垣間見れる場所に彼らは居合わせている。そこで夫のみならず、これまで思い出を見つけることができなかった望月までもが思い出を選ぶことを決意する。やはりそれは幸せであり、残酷でもある。そして、アシスタント(小田エリカ)が望月を思う気持ちも、また思い出としてあろうとする。その出来事一つ一つが大切なものになっていく様が感じられるのだ。

で、ラストにみんなでその制作された映像を観て、天国に行くのだが、その映像を鑑賞者は見ることができない。これがまた、その映像がその人にとってのみの思い出としての価値を高めているようで感慨深い。

取り扱った題材は面白く、全体の作りもかなり独特の空気があり、余韻が残る作品になっている。が、その地味なつくりが、観賞直後には感動として高まってこないのだ。観賞後しばらくたち、ふと思い出したかのように、登場人物たちの表情や、ひとつひとつの台詞や景色の断片が思い出のように残されたかのように蘇ってくるのだ。
kao

kaoの感想・評価

4.5
「今日は月が綺麗だねー。月っておもしろいよね。ずっと同じ月なのに、光の当たり方によって見え方が違うんだから」この台詞が一番 印象に残った。

過去を内観して思い出してみると 同じ現実の出来事でも捉え方によって、みていた記憶が違っていることに気がつく。

だったら出来るだけ いい方に捉えて幸せ感じて生きていたいね、と思った。
あるかもしれない死後の世界を描いたファンタジーでありながら、ドキュメンタリー風で妙に現実的でもある。
人々の思い出をスタッフ総出で手作りで再現していく姿が、人間の人生の一部を描いていく映画の撮影と重なった。
やさしい死後の世界
日本のお役所仕事風味

この死後世界観はなかなか珍しいというか
他国の方が観たら日本の宗教観がより迷子になりそうな内容ではある

嫌いじゃないけどひたすら穏やかな時間が流れ続ける中で謎の撮影パートのリアル感が
リアルすぎてもうちょっとファンタジー感あっても…いや味がバラつくか

自分の人生や最期の時に思いを馳せたあたりけっこう響く映画でもあった

一番の思い出ってなんだろうね
寝ろ君

寝ろ君の感想・評価

3.6
昔チラリとみて、映画の中の世界観や雰囲気が心地よかった記憶があり、再度の鑑賞。
(余談だけど借りるのにちょっと手間がかかった。是枝監督の過去作品なのに、あんまり流通してないのかな。)

そして、存外今の自分には響くことがあまりなく…ちょっと切なかったり。
映画は自分の中の時間の経過も、否応無く意識させられますね。
ri

riの感想・評価

2.5
大切な思い出を1つしか持って行けず、それだけを持って永遠を過ごす、ってすごく酷。天国なんかじゃない
iorisuzuki

iorisuzukiの感想・評価

4.0
新文芸坐で再観。
知らないうちに誰かと深く関わってるかもしれないでしょ。
ほし

ほしの感想・評価

1.0
バザン嫌いの蓮實を真に受けたがゆえに生まれた映画だと思う。グリーフワークに関心はあれど死そのものには目もくれず、転じて生も蔑ろにするという点で引くほど一貫。見ていてこんなに恥ずかしい映画があるか。
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