これぞエンタメ。
時代劇にモダンなエッセンス、流行も取り入れた上質ミュージカルコメディ。
狂った果実、処刑の部屋、真昼の暗黒など、映画ファンなら反応してしまうワードも。
バタやん、お千代さんの唄も心…
1956年の作品。だいぶ白が飛んでて眩しい映像でしたが、この当時(1956年)の風族や流行などをモリモリと盛り込んだドタバタ喜劇でした。笑いがベタでしょうもないんだけど、つい笑ってしまう…。雷蔵さん…
>>続きを読むドタバタ喜劇で、私的には古くさく見えてつらかった(めちゃくちゃ笑ってるシニアのお客さんもいたので人によるのだろう)。
お笑いあり、チャンバラあり、歌あり、マンボありで、昔のエンタメの雰囲気は伝わって…
斎藤寅次郎監督がよほど気に入っていたギャグなのか、本作の3年後に撮った『爆笑水戸黄門漫遊記』でも再使用している「真昼の暗黒だァ」というセリフが本作でも最高だった。他の作品でも使っているのかな?
…
江戸の長屋で同居している仲良しコンビの弥次さんと喜多さん(市川雷蔵&林成年)
家を借金取りに囲まれた2人は夜中に穴を掘り夜逃げ、地上に出てみるとそこは墓地だったり
そして、ここで突然喜多さんが声が出…
昔の作品なので多少冗長だが、今でも笑えるコメディの名作だと思う。花菱アチャコのマンボダンスで爆笑した。つらいことがあったとき、ぜひ思い出したい。
雷蔵はコメディでも色っぽいのである。
まあまあ深い…