原作:井上靖
脚本:菊島隆三
監督・主演:山村聰
山村聰をはじめ、津島恵子、信欣三、滝沢修、東野英治郎、左幸子、杉村春子…といった実力派がキャスティングされている。
1949年に起こった下山事件…
下山事件をテーマにした社会派サスペンスだが事件そのものよりも事件を取材する新聞記者の奮闘や苦悩に重点を置いて描かれており、そのせいか総裁の名前が秋山に変えられている。監督・主演の山村聰はじめ滝沢修、…
>>続きを読む再生日活が放った最初の問題作。名優にして名監督山村聰が、左右思想に偏らない視点で下山事件の真実に迫ろうとした社会派映画の傑作中の傑作。未だに謎多き事件だが、新聞社間の販売合戦が真実の追求より優先した…
>>続きを読む【1954年キネマ旬報日本映画ベストテン 第4位】
山村聰監督が井上靖の同名小説を映画化した作品。山村聰を筆頭に左幸子、滝沢修、東野英治郎といった渋い面々がキャスティングされている。
1949年に…
山村聰が俳優ばかりでなく映画の監督をしていたのは知っていた。でも記憶にあるのはテレビのドラマ「ただいま11人」だ。家族揃って見ることのできるホームドラマ。鷹揚な父親役を演じていた。
本作は、下山事…
新聞社の面々、新劇俳優いっぱいでその面子だけでも楽しい。(にしてもこの時の滝沢修がやけに西村晃に似てる)
一刻も止まる事のない熱気あふれる社内の雰囲気。山村聰の正義感と悔恨。
混沌とした中で、東野英…
国鉄総裁の死が自殺か他殺かで、報道が割れ、真実を伝えたい山村聡は最初は中立、後に自殺が有力と報道する話で、山村聡は至極真っ当なことを考えてるのに…という展開が切なくて心に残った。
映画の半分くらい…
下山事件を題材にセンセーショナルな他殺説に歯を食いしばりながら対抗する新聞記者たちの群像ドラマ。真実がどこからともなく働きかける権力によってうやむやになる苦く怖ろしい結末がオトナ~。カオティックな編…
>>続きを読む山村聰監督作品。
題材が下山事件なのでもっと重くて疲れるかと思ったけど、素朴なジャーナリズム精神もので、いつものようにやっぱ昔の人はピュアだなーと思うのであった。
左幸子さんや、津島恵子さんの扱いが…