ペン偽らず 暴力の街の作品情報・感想・評価

『ペン偽らず 暴力の街』に投稿された感想・評価

1948年、現・埼玉県本庄市で起きた、朝日新聞記者への暴力事件とそれに端を発した”暴力団と癒着する警察行政”の是正運動、いわゆる「本庄事件」の映画化。日本映画演劇労働組合が東宝争議の妥結条件として受…

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埼玉県本庄市で起こった本庄事件を基に映画化。戦後5年!そして事件は、48年に起こっていて実際まだ燻っている状態で映画化。最近の邦画に求められるのは、速攻性と時代性だなぁと。東宝争議の示談金で製作して…

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うどん

うどんの感想・評価

3.7

報道のあり方について熱く問いかけてくる一作。

明確に主人公は定められておらず、出演者のクレジットは映画会社・劇団ごとに区分けした表記。

実際に地元のやくざから妨害を受けながら撮影を遂行したの…

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Kunihiro

Kunihiroの感想・評価

3.5
山本薩夫特集にて。権力と戦う市民とマスコミ。戦後まもなくの実話だという。今ではすっかりとマスコミが権力者になってしまった。
すずす

すずすの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

日本映画演劇組合なる労働組合制作で16mm(?)によるセミドキュメンタリー風社会派映画。初公開当時の配給は大映。

銘仙(昭和代に人気の着物)の横流しが横行する埼玉の町を舞台に、新聞社がヤクザ、政治…

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Gocta

Goctaの感想・評価

-

若い新聞記者が業者と警察・検察との癒着宴会に出席したことに端を発し、町議を中心に警察・検察といった権力、暴力団が結びつき町を支配、恐怖から住民が声をあげられない状況を打破して行く市民運動が起こる様子…

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このレビューはネタバレを含みます

A級 (これだけは是非)
 「暴力の街」(日映演=山本薩夫)も、意欲の真剣さと活力が注目すべき結果を生んだ佳作。
『映画評論 7(5)』
公権力の不正と暴力。「人々がもし気を許すなら、この忌わしい歴史は再び繰り返されるであろう」何回も手を変え品を変え繰り返され続けてる事に呆然唖然するばかり。映画人役者陣の気骨!!
LEONkei

LEONkeiの感想・評価

3.5

では一体新聞の使命とは何なのか、それは事実を客観的に捉え真実を伝える事ではないか。

この映画は埼玉県本庄町で起こった警察・暴力団・政治家の悪の利権トライアングルとして癒着構造が成り立ち、そこに立ち…

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mh

mhの感想・評価

5.0

地方自治体が丸ごとやくざに支配されていたという本庄事件(1948)が題材のセミドキュメンタリー。
人類が知性化、近代化していく過程にあった、暴力が支配する世界と、血涙を伴ったその世界からの脱却が描か…

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