想い出のマルセイユの作品情報・感想・評価

想い出のマルセイユ1988年製作の映画)

TROIS PLACES POUR LE 26

製作国:

上映時間:103分

ジャンル:

3.7

「想い出のマルセイユ」に投稿された感想・評価

『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』の監督ジャック・ドゥミと音楽ミシェル・ルグランが久々にコンビを組んだイブ・モンタン主演のミュージカル。ドゥミもモンタンもこの映画の数年後に亡くなっており、晩年の作品であるとともにDVD版は日本で販売が無くInstagramの映友の方より貴重なVHSをお借りして鑑賞しました。

ストーリーはミュージカル公演のためマルセイユにやってきたイヴ・モンタン役を本人が演じる。マルセイユは子供時代を過ごした想い出の地。半生が描かれる劇中ステージは、彼と縁があった有名女優や歌手の実名も出ていて、当時67歳ながら渋い歌声にダンスありでシャンソン歌手、映画スターとして健在ぶりを発揮してくれます。ここでかっての恋人と再会したり、若い女優を抜擢してその後、各地で舞台公演を繰り広げていくというはなし。

モンタンといえば彼をスターダムに押し上げたエディット・ピアフや結婚したシモーヌ・シニョレのほかマリリン・モンローなど多くの浮名を流したプレイボーイでも知られ、スラッと背筋が伸びたダンディなスタイルや歌声、演技は男の憧れです。
まつこ

まつこの感想・評価

3.9
今までのいろんなジャックドゥミの作品が合わさったかのような本作。

80年代とあってディスコサウンドみたいな音から始まるのだけどミシェルルグランなのに全然ぽくなくてビックリした。いつもの重厚な感じの方が個人的には好きだな。

劇中劇やミュージカルパートにはワクワクしながら観ていた。そこは大好きなんだけど…普通に喋っているところが私としては冗長に感じてしまったんだよなぁ。最初のインタビューのとか名画の曲に合わせて映画を語る歌のシーンとかめちゃくちゃすきなのになぁ。あと、原色の衣装が多いしどことなくララランドがチラつく。

彼の作品らしくて最後にはふふふって笑ってしまった。悲劇でも喜劇でもあったかい気持ちにさせてくれるジャックドゥミがやっぱり好きだ。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.5
2013/2/1鑑賞(鑑賞メーターより転載)
「シェルブール」「ロシュフォール」といった珠玉のミュージカルを残した大好きな映画監督ジャック・ドゥミの遺作であり、それらで天才ぶりを発揮した作曲家ミシェル・ルグランとの最後の黄金コンビであり、そしてイヴ・モンタンの最晩年の姿が観られる貴重な一本。多少小ぢんまりとしているが、実は親子?とかすれ違いとかの設定、色彩の洪水、ルグランの楽しいナンバーなどドゥミ作品の"色"は十二分に健在でファンとしては大いに満足。コスタ=ガヴラス作品でシリアスな役柄ばかり見てきたイヴの楽しそうな歌と踊りも、今となっては新鮮。
mmmcy

mmmcyの感想・評価

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『国境を超える現代ヨーロッパ映画250』で野崎歓氏が『クスクス粒の秘密』とあわせて論じていたのをふまえて見ると…
ジャック・ドゥミの遺作。
本当は『都会の一部屋』が観たかったんだけど、空いてる時間がなかったので。
ジャック・ドゥミの60年代の作品群(『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの恋人』が代表作かな)は同時期のヌーヴェルバーグ作家と比べても非常に人気が高いのだが本作の製作は1988年。
ルグランの楽曲にもいかにも80年代っぽい、安っぽい打ち込み音が使われておりびっくりする。
ドゥミのミュージカル映画は、アメリカのショーマンシップ溢れる派手な趣向とは違ってどこか機械的で異様な歌劇のイメージなんだけど、この映画はその点でなんか普通だった。マルセイユでのミュージカル公演の物語だから仕方ないのかもしれない。
というかね、ミュージカルでスターダムを駆け上がる新人女優=マチルダ・メイをドゥミが撮っちゃったらそりゃ全盛期のドヌーヴと比較しちゃうんだよね。
日本でソフト化されていない理由がなんとなくわかった(権利の問題かもしれないけど)。
yuria

yuriaの感想・評価

4.5
マチルダ・メイのはじけるフレッシュさ!イブ・モンタンも出ているから、セットも豪華で、華やかなミュージカル映画。