1994年のルワンダ虐殺の物語。

同族嫌悪か？
80万人以上の同国種族間の人種差別間虐殺。

有る意味、封建的格差差別があった『斬り捨て御免』な昔の日本の様な世界。
理想に燃える青二才な若造教師が現状に無知な観客を語り部的に進行してくれる作風。

アフガン、先のアルカイーダ等、自称 世界の調停者たるUNCで、システム不全な機能しきれない状態は今も変わらず。

信心疎い自分には考えられないが、それでも神に祈る姿は筆舌しがたい感覚…。

名優ジョン・ハートの見事な演技。

❇生きるための選択肢がない❇

｢鉈で殺されるなら
銃殺してくれないか…｣

これから殺される
それも猶予なく
この後すぐに…

わかっていたなら
学校には集まらなかったのに…
身を切られるような
胸が張り裂けそうな
そんな気持ちで画面を見ていた…
そんな場面が
何回も出てくる…

どうしてそんなに
憎しみあわなければならないのか
先程まで仲良くしていた仲間を
人間以下に扱う狂人に
簡単に変貌させる根深い歴史があり
それは
当事者でなければ
理解できないことなのだと
思うしかなく…
助けたくとも助けられず
そこを去る者の気持ちも
わかってしまう…

その場に残る勇気…は…
どんなに恨まれても
持て…ない…

虐殺から逃れた人々の
証言で作られた映画だそう😢
なんとなく知っていたこの事実が
どのようにして行われたのか
新任の教師の目線で伝えてくる
とても辛い事実です。
知っておくことは
必要なことなのかもしれません…

あー😢
かなり暗い気持ち

　　∧∧l||l
　 /⌒ヽ)
～(＿＿)
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そこにいた人の苦悩は
計り知れない…

民族間の問題って本当にむずかしい。平和なところにいて理想を語っても何の解決にもならないと感じました。実話を元に作られた社会派ドラマ。

東アフリカの内陸部に位置するルワンダ共和国は古くは牧畜民系のツチ族が少数で農耕民系のフツ族を支配していたが、ベルギーの植民地となり、そこから独立してからはフツ族を中心とした政治体制になっていた。
少女が走るシーンから始まるこの映画は、冒頭こそ民族の共存が描かれていますが、1994年フツ族出身のジュベナール・ハビャリマナ大統領が暗殺されるという事件を境に共存関係が壊れてしまう。
ラジオから流れる放送に鼓舞されて、フツ族の民兵は膨張していき、躊躇なくツチ族殺害を行なわれるのが恐ろしい。
現地には国連からPKO派遣されたベルギー人部隊が駐留していたが、彼らには自衛以外には武器の使用が認められていない。「平和維持活動の監視が使命」と言いきる。多くのツチ族の人々が部隊周囲に助けを求めて集まってくるのに、彼らを助けることは出来ず、目の前で殺されていくのを傍観せざるを得ない。死人に群がる野犬たちは撃つことが出来るのに...
そしてナタで一方的に殺されていく人々。ジェノサイド(大量虐殺)が行われていく。

とにかく苦しい...観ているだけでも苦しい映画でした。生き残った人たちもエンドロールで出てきますが、彼らが沢山の肉親を無くしているのを見て心が痛みます。
人と人が分かり合えるのって、実は奇跡のようなことなんじゃないかと思ってしまいました。

主人公二人、クリストファー神父(ジョン・ハート)、教師のジョー(ヒュー・ダーシー)も状況の変化が読みきれずに巻き込まれていくところ、恐ろしかったです。

しかし、なんでツチ族の人々は一方的に殺られっぱなしだったんだろう。最後まで分かりませんでした。

世界には民族紛争、難民、移民などの問題が山積みですが、こういう映画を観ると考えてしまいます。