ドタバタ劇のような始まりから、じめっとしたシリアスな展開は『パラサイト』のよう。
ラストのなんとも言えない余韻が素晴らしく、タイトルも絶妙。
この救いのなさ、怒濤の展開の面白さ、韓国映画を代表す…
1986年 華城連続殺人事件
現場保全とかが適当で
この頃ってまだそんなかんじだったのかなぁ
映画で観るとコミカルなんだけど
実際はどうだったのか
時代とは言え逮捕に至らなかったのは
やっぱり残念…
実際にあった未解決事件がモデルとのことだけど、
その後解決したんですね
1980年代の再現がすごい
ほんとにその頃に作られた映画かと、途中何度も錯覚してしまった
町並み、家の中、服装、髪形、自白を…
俳優達(特にやっぱりソン・ガンホ)のアップのお芝居やメタファーの使い方が印象に残った。
暗い時代に生き、亡くなっていった人びとに思いを馳せる。
凄惨な事件を扱ったストーリーやけど漫画みたいなおとぼけ…
ポン・ジュノ作品の中で、何なら韓国製作の中でも一番好きな作品かもしれない。
やはりいつ観てもラストシーンで度肝を抜かれる。未解決事件を取り扱い、なおかつ前半までのコミカルさ、そしてラストまでの流れ…