一刀斎は背番号6の作品情報・感想・評価

一刀斎は背番号61959年製作の映画)

製作国:

上映時間:87分

4.0

「一刀斎は背番号6」に投稿された感想・評価

野球素人、武者修行中の一刀斎がプロ野球大毎オリオンズに入り、ホームランを量産し大活躍!
が、メインは野球ではなく偶然一刀斎に出会った旅館の家族たちや街の人たち。
ところどころ笑えたり、しんみりしたりと野球メインでなくても退屈しない。
東京タワーができたばかりのこの時代の風景、街の景色も楽しめる。

落合博満氏の著書でファンタジー的野球映画として紹介されたのを読んで、気になって探していたがやっと観ることができた!
ちなみに落合氏も現役時代オリオンズの背番号6なのは偶然?
ここは後楽園、大毎vs西鉄の試合開始前
ファンサービスとして素人打撃自慢なる催しが開かれており、西鉄稲尾の快速球の前に挑戦者はかすりもしない
そんななか登場した風変わりな男(菅原謙次)は初球を豪快に振り抜きホームラン!一体この男は何者だ!?ってお話

ネタバレするとこの男の名前は伊藤さん、奈良の田舎で剣術修行を重ねてきたらしく、母者を残し、芝大門に住むという合気道の達人と手合わせのため上京してきたサムライ口調な古風な男なのだ!
右も左もわからない伊藤さんについてまわり案内するヒロインに叶順子が登場
伊藤さんは叶順子の家が宿屋さんなのでそこでお世話になっている
叶順子の両親役で菅井一郎、浦辺粂子、恋人役で小林勝彦
お向かいさんには清川玉枝、春川ますみ親娘が住む(この2人なんか似てると前から思ってたw)

あの稲尾からホームランをかっとばしたとあって、球団関係者や記者が宿に殺到
伊藤さんは乗り気じゃなかったんだけど、手合わせの相手をあてもなく探して待たなくてはならないので、滞在費のお金は必要
叶順子のススメもあって完全ど素人なのにまさかのプロ野球選手となるのです
そして劇中では40打席?連続ホームラン!という神がかりな成績を残して去っていくww(凄いのは打撃のみで、ど素人なので守備はダメ、おそらく全部代打)

あらすじ書いていてもめちゃくちゃなストーリーなんだけど面白かった
あんたはタイムスリップしてきたサムライか!みたいな菅原謙次がいい感じの演技
叶順子もなかなか良い、らしい役だと思う
春川ますみとキャットファイトするシーンもあったりと、気の強い役の叶順子は好き

当時の大毎、西鉄の本物の選手たちも出演している映画、その点でもなかなか貴重なんじゃないかな(名前ぐらいならわかるけど、顔を見てもピンとこないけど)
こないだ東京タワーが近くにできたとかいうお話が劇中に出てくると昔だなーって再認識する

あとは、劇中稲尾と投げ合う予定の小野選手の奥さんが仁木多鶴子と知って、こんなつながりもあったのかと
いつものように?脇役のチンピラで杉田康が出てくる点も記録しておく
神

神の感想・評価

4.0
シネマヴェーラ的 大映男優祭
菅原謙二、天丼ばっか食べてた。叶順子の恋心に気づいた浦辺粂子、言動が優しくてグッときた。シニア客、本物野球選手が出てくる度に楽しげな反応してた。
kiyo

kiyoの感想・評価

3.6
剣術の達人である伊藤さんが引き起こす荒唐無稽な騒動や天ぷら屋の店主がひたすら喋り続けるシーンが面白い。二度の空振りの後に目隠しをして40本目の連続ホームランを打った時は色んな意味で衝撃的だった。

@シネマヴェーラ渋谷
csm

csmの感想・評価

5.0
2階から落ちてくる菅原謙二、ギター弾き語りで迫る春川ますみと叶順子のキャットファイト。野球そっちのけのマンガみたいなラブコメで好き。子どもを追っ払ったり清川玉枝とザンス言葉でくっちゃべる浦辺粂子はもちろん女中まで良い。
buccimane

buccimaneの感想・評価

4.0
ふざけたやつだと思ったら実際ふざけたやつだったけど思いがけずジーンと感動してしまった。
西川さんらと立ち話をしだした時にはエッなにこの脱線と思ったけどその親子と絡めたことでドラマに厚みがつきまくってる。
序盤では宿屋の家族が間隔を詰め詰めで喋くるのが凄いけどやはり仁木さんがグルーヴマスターて感じで菅井さんは息継ぎが苦しそう。
多々良さんもスカウト役がハマり過ぎ。
実際にも素人ホームランショーみたいな余興があったら良いなとも思ったけどその当日先発するエースに投げさせるのは現実離れし過ぎ。
最後の目隠しはどういう原理だろうか。
オープニング曲のクイックミックスにもあがった。
なんとほとんど野球の映画ではない
剣の達人でホームラン王という現実離れしたキャラが下町の宿に住んでいるという異常な状況から発生するコメディ+α
カットは少なくセリフを矢継ぎ早に詰め込む名人技な演出でやたら面白い