東京の孤独の作品情報・感想・評価

「東京の孤独」に投稿された感想・評価

だふね

だふねの感想・評価

3.8
詳しい筋は忘れたけど、小林旭がピッチャーで、宍戸錠がバッター、ガムを噛みかみ構えるけど、打てないでゲームアウトになり、ホームベースにうずくまる場面をハッキリ覚えている。旭のアクションものではない映画も良かったな。
3104

3104の感想・評価

3.7
のちの「渡り鳥シリーズ」を思わせる、アキラとジョーの対決構造。日活が送る、野球を題材にした軽やかな青春映画。

優勝が至上命令の東京ディッパーズの入団テストで出会った2人。アキラが投手、ジョーが打者。様々ないきさつから両者は宿敵同士のチームに入団する。新人王を目指す2人のライバル関係をさらに際立たせるのがディッパーズ監督大貫の妹、芦川いづみ。彼女とチームの優勝をかけた「戦い」の結末は・・?

まだどこか初々しいアキラとすでにふてぶてしくもあるジョーもそれぞれ魅力的だが、何より可憐で気丈な芦川いづみに目を奪われる。CA姿も似合う、フワッっとしたロングスカートも似合う。童顔だが決してキャピキャピではなく、抑制が利き品の良さも感じさせる佇まいが素敵だ(彼女と対を成すかのような清水まゆみの“現実感”が笑いを引き起こす要因に)。

彼ら彼女らをとりまく大人の事情。
監督役の大坂志郎とそれを支える妻役の月丘夢路。
球団の権力闘争の裏で動く新聞記者西村晃。
特に序盤は野球のシーンより人物間の“綱引き”がメイン。
後に活きてくるのだが、やや展開が遅いところもあり。

シーズンが開幕しアキラとジョーが活躍しだすに合わせ、映画はテンポを増し転がり出す。野球のシーンはところどころ非現実で整合感に欠けるところもある(そもそも野球経験のない素人がそこまで活躍できるか?というのはさておき。お話ですから)がおおむねきちんと、そして躍動的に描かれている。
当時の球場や観客の様子、選手のプレースタイルなどが垣間見えるかのよう。

爽やかなラスト(芦川いづみと砂浜を駆けてみたい)に至るまで、全体的に明るい作品だがなぜ「孤独」とタイトルにあるのか。これは大坂志郎演じる大貫監督の心中・境遇「プロ野球の監督は孤独だ」を指しているのであろう。彼の抑えた演技もまたそれにふさわしいものとなっている。

撮りも撮ったり野球映画。
なんと申しましょうか、肩の力を抜いて楽しめる映画なのである。
obao

obaoの感想・評価

3.8
@シネ・ヌーヴォ
マイトガイ アキラvsエースのジョー。日活ニューシネマの香りもする青春野球映画。CAコスも可憐な芦川いづみさんが可愛らしい。

まったくの素人がプロ野球で活躍するという、有り得ない設定ながらも、スポーツの純粋さとビジネスのズルさが絡まり始めた中盤辺りから面白くなってきました。

純朴な小林旭に対し生意気な宍戸錠。大坂志郎と月丘夢路が引き締める中、暗躍する西村晃が何とも憎らしい。

いや…しかし、登場と共に劇場が和む宍戸錠の存在感(笑いが起こりました…)たるや!素晴らしい。

【シネ・ヌーヴォ名画発掘シリーズ vol.1 芦川いづみ】にて。
芦川いづみ特集にて

予想をかなり上回り面白かった。

野球の新人王を競う小林旭と宍戸錠のストーリーが軸ですが、
小林旭が慕う野球監督の大坂志郎との師弟愛、芦川いづみを小林旭と宍戸錠が奪い合う展開など色々な要素が上手く絡み合っていて楽しめます。

小林旭の愛らしいキャラクターを活かしてコメディ路線で話を組み立てているところが特に良いなぁ。
劇場で何回が声出して笑いました。

あと芦川いづみはスクリーンに出てきた瞬間そうでもないかな…と思ってたら
観れば観るほど好きになるスルメイカ系女子でした。笑顔が最高に癒されます。