タッチ・オブ・スパイスの作品情報・感想・評価

「タッチ・オブ・スパイス」に投稿された感想・評価

procer

procerの感想・評価

3.3
 老人と子供を主体とし、子供が成人した今とのパートが入れ替わる手法といい、かの「ニュー・シネマ・パラダイス」と似ているようですが、これがまたギリシャという日本ではオリンピックがなければあまりなじみの無い国だけに興味深い時代背景とともに物語はすすみます。

 主人公はスパイス店を経営する祖父をもつ少年の視点で語られます。この祖父が実に洒落ているのです。人生をスパイスで語ります。「女はシナモンだ、ほんのり甘く、苦い」「塩が無いということは・・・」と口から出る台詞は映写技師アルフレードの言葉のように耳に残ります。何故なのでしょうか。全然違う映画なのですが、本国ギリシャで記録的大ヒットとなったのは十分頷ける魅力的な作品になっています。トルコとギリシャの時代背景を少し学んでからのほうが楽しめるのかもしれませんね。ネタバレは避けますが、主人公と最後の女性のシーン、なんともいいですね~。ちょっとした仕草が全てを語っています。さて、それはナンなのか、誰なのか。お楽しみに~!

 オススメの一本です。
shun

shunの感想・評価

3.6
キプロス問題の先鋭化によるトルコからのギリシア人退去を背景に描かれる物語

国外退去の対象となり幼い頃に両親と共にギリシャへと移り住むこととなった主人公。その幼少期、青年期、そして大人になった現在と3つのパートが交差しながら話が進む。

トルコに残った祖父との思い出、親族の集まりと「ポリティキ料理」(イスタンブールに暮らすギリシア系の人々の料理)、初恋の人。

故郷が故郷では無くなってしまう、愛する人々と離れることになる苦しさ。宗教、政治や歴史に翻弄された人々の話。

スパイスや料理が色とりどりで美しい。スパイスと宇宙と愛

"一般のギリシア人とは歴史的にも生物学的にも異なる"。ギリシアは彼らにとっての"よそ"
「去りゆくときは去る地ではなく行き先の話をするべき」そう言うのは簡単だけれどやっぱり難しい。別の地に移り住んだからって簡単に愛国心が生まれるわけでもないしアクセントを直したって本当の"故郷"への想いは変わらない

最後、英語でしか話せなくなってしまった二人が悲しい
良さそう!と思ってジャケ借りした作品。
まさかギリシャ映画とは思わなかったけど、
観てよかった。
スパイスは宇宙。
しばらく呪文のように覚えてました(笑)
KiRi

KiRiの感想・評価

5.0
亡くなった友達にオススメされて観た映画。とてもよかったという記憶だけで思い出せないから、また観たい映画。
音楽もよかった!
しらこ

しらこの感想・評価

3.3
セリフ一つ一つが、真新しくて秀逸。

目に見えるものが全てじゃないの、そうね、そうよね。スパイスはその象徴だね。見た目に出なくとも、大きく物事を変える何かを加えることの重要性。料理に関しても勿論だけど、宇宙もそれ以外のことにも総じて当てはめられることで。そこの例としてスパイスを埋め込んだ頭の特異性に簡単。
1959年~
トルコとギリシャの狭間。
去る時は未来を語るものという言葉を片隅に置きながら、故郷や信仰が過去から離れない。社会的にはもはや失われているのに、鮮やかな香りが充満していく。料理は、五感を刺激し、記憶を呼び覚ます。
未来を語るには失いすぎて、前にも後にも動けない。けど、見えない星が上から見守っている。スパイスの宇宙。太陽は胡椒、金星はシナモン、塩が地球。美しい。(^^)
トルコとギリシャの歴史や戦争で翻弄されるひとつの家族の物語。食べ物と宇宙とラブストーリーを絡められて、おもしろかった。
スパイスと宇宙がつながっていて面白い。トルコとギリシャの歴史背景、移民事情がわかって面白かった。セリフが哲学的でおしゃれ。少しコミカル。
ikaboshay

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3.8
大分昔観たので細かく覚えてないけど、肉団子にはナツメグだけど、特別な人にはシナモン入れるってやつ真似して作った
意外と美味しかった
kuskus

kuskusの感想・評価

3.8
人生は料理と同じ、深みを出すのはひとつまみのスパイス

少年とおじいさんの心温まる感動のドラマ

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