ジーナローランズの演技、こわれゆく女同様リアリティラインが桁違いに高い。
劇中の女優としての気品を保ちつつ、可憐さや瑞々しさからは離れた中年女性の、酒タバコを手放さない少し男勝りな振る舞いと不安定さ…
お馴染みの劇中劇。現実と舞台が相互に影響し合う構成はよく観るけど、ここまで見事なのは…
たまたま出会った少女に若き日の自身を重ね、その幻影に惑わされて自己を見失っていく。役作りと現実の境目が揺らいで…
「チャイニーズブッキーを殺した男」と対をなすような、既定路線のエンターテイメントぶっ壊し映画。一体何人の映画人たちが、この映画の影響を受けて狂っちゃったんだろう。
ストーリーは、17歳の少女に取…
舞台女優の物語であり
舞台の稽古、本番ともにシーンが多く
撮影の視点も
舞台上だったり客席側からだったりさまざまで
他にも監督の特徴なのか
ホテルの部屋の中であったり
場面場面で構図が不思議な構…
舞台初日にジーナ・ローランズ様が泥酔したまま出演しアドリブをバチバチに決めておしまい、という胸熱展開
この映画は「老い」がテーマのひとつだと思うけれど、悩み始めからもやもや→ちょっと行動してみるも…
魂だと思った。
映画館で観られてよかった。
齢を重ねてまた観たい映画
半分くらいが劇中劇
年齢に抗いながら苦しみ
それでも舞台に立つ女優の
最後のあのシーン、凄すぎて
もう一度みたい
濱口監督の…
サラからしつこく年齢を聞かれて頑なに答えないシーン、すごく共感した。
私も年齢は聞かれたくない。
誰でも歳をとるけど、老いを受け入れるのは難しい。
「年齢がなによ」って言う気持ちわかる。
エイジ…
なんか良かったなあ。緊張感があってゾクゾクしながら観て、観終わったときにはすっきりしていた。若さがあった頃の自分と決別する一方で、老いを安直に受け入れようとしない。その過程が実生活・幻想・舞台で重層…
>>続きを読む「こわれゆく女」
「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」
に続き3作目。
若い女の死と老いた女を演じるうちに若さへの嫉妬と羨望、老いの恐怖と抵抗に取り憑かれてしまう。自分を模索、表現しようにも脚本に…
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