時折見える構図への美意識と職人的な語り口がかなり良いが、クライマックスの銃撃戦~籠城がいまいち盛り上がらずあのロケーションならではの演出が欲しかった感ある(人を落下さすなど)。2度の襲撃シーン(線路…
>>続きを読むブワッと広がってすんなり終わる。暴力団はもちろん大嫌いなのだが、本作の河上の生き方は一つのロマンだと感じる。6年も前なのに薄ら香ってくる仁義なき戦いの香りが楽しい。
工藤栄一監督らしいナレーションを…
東映の看板でもあった任侠もの。
が、その世界観も時代とともに移り変わり、着流しにドスの世界から、スーツに拳銃の実録ものに変わっていったころに作られた本作。
実際にヤクザの組長だった、安藤昇が主演し…
安藤組の映画かと思いきや山口組の九州、四国の抗争事件をモデルにした作品、実録映画を先取りしたような作品で工藤栄一監督のシャープな演出が冴える。ふてぶてしい安藤登も良いけど伴淳三郎の刑事も良い。自転車…
>>続きを読む加藤泰「懲役十八年」みた後だったので、同じ役者でびびった。
あとどうみたって鶴田浩二2世みたいな役者もいておもしろかった。
改めて、工藤さんは「十三人の刺客」や「大殺陣」のころのバッキバキの構図主…
「仁義なき戦い」のたまごのようなかなり実録やくざ映画臭のする安藤昇主演のやくざ物は
任侠映画ばっかりの1967年にこの内容のやくざ映画はなかなか
巨大組織の威を借りて地方に攻め込むってのを主人公…