びんばりハイスクールの作品情報・感想・評価

「びんばりハイスクール」に投稿された感想・評価

鈴木則文55本目、最期の監督作品。1990年、劇場で観賞。新宿ピカデリー4だったか新宿東映パラス3だったか…考えたらたぶんパラス3だったのでしょう。
視聴覚室のような小部屋の小さいスクリーン。観客は7、8人しかいなかった。おぼろげな記憶では後番組は『乙女物語 あぶないシックスティーン』(9.15~)だったような…だとすると(8.25公開)一応3週間は上映していたのか。
正直かなりツラかった。気の抜けたようなヒロイン、熱のない画面に、塩沢ときらによるクスグリも空転していた。いわゆるマンガチックな馬鹿馬鹿しい話にこそ、シーン毎に、鈴木則文らしい熱量が充填されていないと空疎なものになると印象した記憶。

まずビデオ会社から話が来る。この原作で、このキャストなら金を出す。それで制作は走り出す。その途中で、金を出すと言ったスポンサーに逃げられる。〈ある日突然その人が出さないって言い出す。入っちゃってるのに…()その時はもう抜き差しならない〉(鈴木)

アートでも大作でもない、普通の娯楽映画を撮りたいと、風変わりな理由で設立された鈴木則文監督の独立プロ、アジャックス製作の映画は以下の5本。

1パンツの穴(84)大ヒット
2ザ・サムライ(86)大赤字
3大いなる助走(89)トントン
4びんばりハイスクール(90)赤字
5カレンダー(91、小久保利己)赤字

『カレンダーif just now』は鈴木則文の助監督だった小久保利己監督作品。当時、寺脇研が賞賛しましたがほぼ黙殺されました

アジャックスでは他に、『裏道を駆ける事師たち』『しあわせのかくしあじ』『文学部唯野教授』(筒井)『ビルジャック・平成オールドパワー戦争』『ビーチ』(脚本桂千穂)『世紀末ロリータ・ナオミ』(谷崎)が企画されたが、いずれも実現に至らず。フィルモグラフィをみると晩年の鈴木則文はテレビ時代劇の脚本を量産し、テレビでさえ演出には携わらなかった模様
プロデューサー・クレジットに若松孝二の名前が・・・。
しかし藤瀬かおりって一体何者なんだ!?
@新文芸座(7/30/2014) DVD

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