乞食の親子が出てくる。彼らは理想の豪邸を建てる妄想をするのだが、それが堪らなく怖かった。想像する豪邸のグラフィックが怖いし、そこに添えられた武満徹の音楽も怖い。戦後の貧しい乞食が、スコットランド風だ…
>>続きを読む戦後の貧民窟に住む人々の暮らしを描く群像劇。
電車好きの知的障害者、互いの妻を交換し合う二人の日雇い労働者、脚が不自由でチック症の紳士と醜く無愛想な妻、浮気性の妻と五人の子供たちを養うブラシ職人の…
黒澤初カラー作品。あまりに独特な色使い。
黒澤にしては凡作かと思ってたら途中からこの群像劇が心地良くなってた。
貧富の差のグラデーションの効いた人物たち。
貧しい暮らしをしている人ほど心が豊かで豊か…