戦後のスラム街。貧しくもいきいきと暮らすクセの強い人たちを8つのエピソードで描く群像劇———黒澤明監督作品。
同じ原作を映像化した「季節のない街」と見比べてみたよ!
まず暗さが桁違い!
独立した…
ゴミ溜めの街に住むいろんな人間。揃いも揃ってみんなダメなんだけど、生命力に溢れてる。どですかでんと言う擬音を使いながら電車の真似をする知的障害の少年、子供に乞食をさせて夢ばかり語っている父親、妻の浮…
>>続きを読む"どん底"のワンシチュエーションを戦後の日本のスラム街に拡張した様な群像劇。面白いとは大手を振れないが心地良いドラマでダラダラ見てしまう。倫理も衛生も無かった生きる為に何でもありの時代。頭師佳孝のど…
>>続きを読む色んな人がいるからね。
誰がなんと言おうと自分が信じたことが真実だなんて素敵な言葉。
死ぬ覚悟を決めた直前に感謝の気持ちと生きていることの重さ、ここに生かされてる意味を感じるあのシーンは良かった。…
このレビューはネタバレを含みます
コメディのような明るさの中にこそ本当のトラジディがあるとも言える。段々と気分が落ち込んでいく感覚。
心身の貧しさや特異な性質を抱えたエキセントリックな住人たちの無慈悲な日常をコミカルに描く群像劇。気…
貧民街で暮らす人たちの様々なエピソードを描く。救いのない話ばかりを明るく描いた異色作。
数ある黒澤映画の中でも万人受けしない作品であると思うが、ひとつひとつの映像は見事で、明るい中にも不思議な哀切…
どぎつい色彩、救いようのない人々、絶望的なスラム。心が折れて弱った完璧主義者の巨匠が、癒しを求めてダメダメな方向に敢えて振り切ってみせた愛おしい作品。男の弱さ全開放。純真無垢な六ちゃんを見てると自然…
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