マザー、サンの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『マザー、サン』に投稿された感想・評価

病に耽り死に向かう母と別れを惜しむ息子との叙情的なマジックリアリズム•ロードムービー。

歪んだ画面構成が特徴的で、母に対する記憶の曖昧性やソクーロフの涙に潤んだ瞳によって映し出される世界を現してる…

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ロシアの父の不在

顔は見えないのに気配が感じられる序盤

斜めって歪んだ画面

散歩する
Kuuta

Kuutaの感想・評価

4.0

死にゆく母と、看取る息子の最後の1日。退色し、歪んだ世界で、森を歩いたり寝そべったりボソボソ会話したりする。「息子を残すのが辛い母、母が死ぬのが辛い息子」にここまで寄り添う映画もなかなかないのでは。…

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FeMan

FeManの感想・評価

3.9
今まで観た中でトップクラスに不思議な映画。母親を抱きながら森を歩く息子の姿がほとんどの作品。時たま交わされる会話もどこか現実味がない。

面白いわけではないが、ある意味観て良かったと思えた作品。
マグロ

マグロの感想・評価

3.5

母と息子、2人だけの世界。

「近親三部作」の第1作目。
美しい森の中で、死を待つだけの衰弱した母とそれを看取る息子の話。
「日陽はしづかに発酵し…」で主演を務めたアナニシノフが息子役、母親役は素人…

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kanekone

kanekoneの感想・評価

3.8
母と子の愛と別れが絵画のような美しい画面で描かれる。もし自分の母親が余命いくばくもないとなった時にあそこまで献身的に散歩に連れて行けるだろうかと考えると即答は出来ない自分がいる。汽車の場面が印象的。
yadokari

yadokariの感想・評価

4.1

オープニングの絵から人物の口が動き出すのは最新作『独裁者たちのとき』でも使われていたが、そこから役者が重なるように幽体離脱していく不思議な映像。ソクーロフの映像テクニックの不可思議さ。映画も全体的に…

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iszka

iszkaの感想・評価

4.0
あまり頭で考えなくてよい作品……
ということを念頭に、もう一度観たい
ふぐ

ふぐの感想・評価

4.5
一つ一つのシーンがまるで美術作品のような…
母の言葉を思うと息子の嗚咽も多様に解釈できる
それでも最後は息子の愛が突き通されててよかった

ソクーロフが描く死にゆく母と息子の愛のひととき。ノスタルジックな映像美でした。セピアカラーで遠近感がなく、まるでアルバムの想い出の写真か、母が読んでくれた絵本のよう。

二人が見つめあう姿、永遠に二…

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