マザー、サンの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『マザー、サン』に投稿された感想・評価

絵画的な筆致で撮られているとでも言えば良いのか、19世紀ドイツのロマン主義の画家、カスパー・ダーヴィド・フリードリヒ(1774 – 1840年)の作風さながらの映像を見つめながら、アレクサンドル・ソ…

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場面変わる度、びみょーに何の画か分からなくて頭狂う
起きながら見る夢

25年でベスト
笹春
4.0

これだけ映画を観てきても、こんな映画観たことないと思わせてくれる映画がまだたくさんあることが嬉しい。

はっきり言って物語は地味でつまらない。しかし、映画を観ている間、心がざわつく感じがした。圧倒さ…

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死にゆく母と寄り添う息子、ソクーロフ流のケア映画。徹底してミニマルなプロット、精神世界と区別のつかないどことも知れないロケーション(この空間の密度みたいなものはソクーロフの映画そのものでもあるように…

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mona
-
良い家と土地だ
白樺に寄りかかるシーンが好きだった

しわくちゃの指にとまった虫を吹いてもしがみついていて、ふっと笑うところ

_54

中盤あたり、先端の見えない2本の細長い木によって画面に新たな空間が生まれる。病身の母にとっては今にも転げ落ちそうな傾斜だが、母と息子が2人木の間のフレームにぴったり収まることで、死の切迫を息子が押し…

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3.4
我と汝、母と子、彼岸と此岸。いくらでも言挙げできる概念の分岐/対立。〈彼ら〉は、いつどのように生まれ、今此処に居座っているのだろう。視野、認識、存在が歪みながら翻弄していく。
わたしの中にいて、わたしにだけ語りかける神様\!/
静かでだいぶ退屈だったけど、綺麗だった
KSat
5.0
わずか73分尺にして、これ以上ないほど濃縮されたソクーロフ成分を摂取できる逸品。ソクーロフ成分が不足した際は、ぜひ観てみて!
波打つ麦畑、カラス、丘の向こうへ続く砂の道。まるで古写真を見ているような気持ちがする。雷が駈け寄ってきて、どうと風が起こる。

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