これだけ映画を観てきても、こんな映画観たことないと思わせてくれる映画がまだたくさんあることが嬉しい。
はっきり言って物語は地味でつまらない。しかし、映画を観ている間、心がざわつく感じがした。圧倒さ…
死にゆく母と寄り添う息子、ソクーロフ流のケア映画。徹底してミニマルなプロット、精神世界と区別のつかないどことも知れないロケーション(この空間の密度みたいなものはソクーロフの映画そのものでもあるように…
>>続きを読む中盤あたり、先端の見えない2本の細長い木によって画面に新たな空間が生まれる。病身の母にとっては今にも転げ落ちそうな傾斜だが、母と息子が2人木の間のフレームにぴったり収まることで、死の切迫を息子が押し…
>>続きを読む徹底的な母と子の物語。うねる道がいい。のっぺり。海に一隻だけ浮かぶ船、何処かに連れてってくれそうな電車を見る。二人で歩いた道を一人で逆走。めっちゃショットがキマってる!太陽はでてないけど、二人の待ち…
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