Hope3000

ポーラー・エクスプレスのHope3000のネタバレレビュー・内容・結末

ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

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今回はクリスマスということで、絵文字多めです〜(^-^)

毎年恒例の、クリスマスの習慣。
クリスマスを迎える前のイヴの夜に、『ポーラー・エクスプレス』を観るんです。幼い頃からこれを始めて、もう何年も続いています。クリスマスの伝統ですね。

自分の家では、クリスマスのお祝いのディナーはイヴに作るのですが、今年は仕事が入ってしまったのでクリスマス当日にすることになりました。
ちなみに毎年だいたい同じようなメニューで、ターキー🍗とパンプキンスープ🫕は必ず食べます🍽皆さんはどんなお食事を取られますか?

実を言うと、かなり成長するまで「サンタクロース」という、文字通りその"存在"を信じていました。
後で聞いた話によると、母親は 当時受験生だった自分のことを思い、ショックで勉強に取りかかれないことにならないように、その時期を避けて真実を伝えたのだそうです。実際に「いない」と聞かされた時は、自分の中のどこかで知っていたはずなのに、「存在しない」ことへのショックと「やっぱり…」という悲しみ・喪失感で、恥ずかしいですが思わず少々涙してしまったことを記憶しています。

ですが、サンタクロースが物理的に存在しないとしても、心の中には"拠り所"、一種の"神"のような存在としてあると思います。「信じるものは救われる」とあるように、信じて良い行いをしていれば後に必ず良いことがあると言えるのではないでしょうか。

ーサンタが「クリスマスの"心"は君の胸の中にある」“The true spirit of Christmas lies in your heart”と言うように。





さて、前振りが長くなってしまいましたが、ここからメインです。

トム・ハンクスが自身の4人の子どもに読み聞かせていたという、クリス・ヴァン・オールズバーグ作の『ポーラー・エクスプレス』をCG映画化したもの。
『フォレスト・ガンプ』のロバート・ゼメキス監督と主演トム・ハンクスの2人による作品!

トムは主人公の少年、父親、車掌、ホームレス(ゴースト?)、サンタの5つの役の声を担当しています!
彼は後のインタビューで、「映画に登場する子どもの役を全て大人の俳優が演じていることが魅力」と話したのだそう。

特に車掌がトム・ハンクスの雰囲気に似せて描かれていて、穏やかな表情、温かい性格がそっくりです。

始終楽しめますが、ホットチョコレート(日本ではココア)のシーンは見る度ワクワクします(^^) 不健康なやり方ですが、久しぶりにココアのケースを開けて、クッキーと共にいただきながら観ていました〜☕️こういうのもたまにはイイですよね??w
リズムの良いダンス、車掌のムーンウォーク(!?)は最高です。パフォーマンス終了後の子どもたちの幸せそうな表情は、まるでキャラメルやチョコレートが溶けるかのよう。心が温まります。

調べたところ、トムは音楽も作っていて、“Hot Chocolate”と“The Polar Express”は彼による曲なんだそうです!

他にも美しい音楽がたくさんあります!
“Suite from The Polar Express”と“Seeing is Believing”は、あの
Alan Silvestriの曲!彼は『アベンジャーズ』、『エンド・ゲーム』、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』、『フォレスト・ガンプ』など、様々な映画の曲を制作している方です。やはり世界観が似ていますね。壮大な世界と耳に残るあの余韻…。

Matthew Hall & Meagan Mooreの“When Christmas Comes to Town”も、聖夜に歌うのにふさわしい綺麗な歌です。

捨てられたおもちゃを保管する車両のシーンでは、スクルージも登場。関連でクリスマス・キャロルを入れてきたのも面白いです。
余談ですが、『Merry Christmas!〜ロンドンに奇跡を起こした男〜』もオススメです!『クリスマス・キャロル』を生んだチャールズ・ディケンズについて、また作品が誕生するまでについての映画です。ぜひ観てみてください(^^)

子どもたちの様子をモニター上で確認して「ワルイ子」を見つけるという、この発想も面白いですね。「サンタは、ワルイ子にはプレゼントをあげない」という言い伝えが、ユニークに描かれています。
また、「鈴の音が聞こえたら、サンタを信じている証拠」というのも、子どもたちをワクワクさせるポイント。主人公の少年が「最初の贈り物」を受けとる唯一の1人に選ばれたのも、自分の目でサンタクロースを見たことで疑いの念が晴れ「信じる」という気持ちが生まれたから。

これを見たら、子どもたちは尚更サンタのことを信じるでしょう!大人でもワクワクします!

そして、重要なのが往復乗車切符。空けられる穴、言葉は一人一人違う。ポーラー・エクスプレスでの北極点への旅で学ぶことーそれが、最初からほのめかされています。

「大事なのは列車の行き先じゃない。「乗ろう」と決めたことだ。」”It doesn't matter where they're going. What matters is deciding to get on.“



これが3Dだったらどんなに面白かっただろうか!ジェットコースターのシーンとか、絶対叫ぶ!(2Dの時点でもう叫んでるww)


寝不足でしたが、長く伝統を止めまいと観ました!

いつの間にか、日付が変更していました🌃
皆さん メリー・クリスマス🎄素敵な休日を🎅そして、Happy Friday!
今年は感染に気をつけながら、家庭で静かに、家族と大切な時間を過ごしましょう。




🗓鑑賞日記録
1回目 記憶なし。何度観たことか…

?回目 2020/12/24 on アマプラ
?回目 2022/12/24 on NHK BS
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