橋本忍映画祭⑥
「幻の湖」が大コケして、さすがに焦ったのか、当時、寅さんシリーズで安定の人気だった倍賞千恵子とアイドル早見優を起用して、ミステリー+親子愛のドラマとして「砂の器」再びを目論んだけれ…
コレをみたときのショックたるや!
当時ミステリーへの免疫はあったつもりなんですけどねえ。
キャストやパッケージなども含め、ヒジョーにミステリーとしてよくできていてかつ、母親というものをよく描いた映画…
映画の出来はさておき、手首が斬り落とされた女子学生の死体のシーンを敢えて映すなど作り手の見世物根性が伝わってきて楽しかった。『最後の切り札』『八つ墓村』の残酷シーンに匹敵する悪趣味。もちろんこのシー…
>>続きを読む特集/巨星・橋本忍
美しい自然の風景と流麗な音楽、明らかに『砂の器』のセンをねらっているが、かつての橋本忍作品なら情念が突き動かすあまりの歪なドラマも成立していたが、80年代のテレビ的な物語と画面…
「説明台詞」と「解説台詞」、そして「これ伏線ですよー」「ここポイントですよー」ショットのオンパレード。演出もヒドいが脚本もヒドい。
倍賞千恵子じゃなかったら成立していなかったと思われる。
ハナ肇の…
公開当時に大酷評されていて避けたけど当時の自分を説教したくなるくらいの傑作だった。よく言われるようなカルト映画ではなくフツーに良かった。
指摘される粗も目立ったのは冒頭の蟹江敬三がマンションの灯りに…