愛の陽炎の作品情報・感想・評価

愛の陽炎1986年製作の映画)

製作国:

上映時間:107分

3.3

「愛の陽炎」に投稿された感想・評価

ヒロインはクイーンオブたぬき顔の伊藤まい子。相手役は最初なだぎ武かと思ったが、若き日の萩原流行だった。
前半はイチャつくばかりのどうでもいい展開が続くが、中盤で萩原流行が女タラシのクソ男である事が判明する。
ちなみに浮気相手役は風祭ゆき。『セーラー服と機関銃』の時とほぼ同じ役である。
「このまま昼ドラ展開かな」と思いきや、祖母(当然の様に北林谷栄)が「そんな男は釘をぶちゃええ!」と言いだし、それを真に受けた伊藤まい子が丑の刻参りを始める、という予想外の展開に。

とにかく、伏線も何もない突然のオカルト展開にビビる。
序盤からオカルトトーンならまだしも、本編の3分の2まで全くそんなそぶりはなかったのだ。
VHSパッケージも、なるほど「刻参り」というワードを使わずに何とかキャッチコピーを謳いきっている。
(「ラブストリー」という表記が気になるが)

所詮ギャグなのか、それとも真剣に情念を描きたいのか、不明瞭なまま物語は続く。
恨みの儀式にも関わらず、きゃあきゃあ言いながら祖母と儀式の準備をしたり、蝋燭のかわりに電球を工作して頭に被ったりと、コメディチックに描かれている。
ちょっと狂っている。

三村晴彦の監督作を『天城越え』『彩り河』と観てきて、良くわからなくなってきた。
情緒的なシーンでは凄く心に残る良い画を撮ったかと思えば、他のシーンでは良く言えばケレン味、悪く言えばアホみたいな演出をしていたりする。
結構良いと思っていた『天城越え』でさえ逆算的に変な映画だったような気がしてきた。
wplp

wplpの感想・評価

2.3
おめあての『幻の湖』との二本立て。
いざ丑の刻参りへ、という時に流れる音楽がかっこいい。釘打ってるときの怨みの表情が不思議と一番キュート。
一

一の感想・評価

-
文芸坐。
こんな企画通るのもすごい丑の刻参り映画。バカみたいだけどチャーミングな良い映画だった。ろうそくの代わりの豆電球にときめく。
話の本筋とは関係無いけど萩原流行が交通事故で亡くなった事を思い出すと少し不気味なものを感じる映画。

いとうまい子主演のアイドル映画を作ろうと上がった企画だったんだろうけど、そこは流石橋本忍。彼の「怨み」に対するこだわりを遺憾なく発揮して、中盤以降のぶっ飛んだ展開に繋がっている。

秩父の方には藁人形の文化は未だに残ってるのかとか興味が湧いた。きちっと分析するとかなり面白いかもしれない。

北林谷栄が本当に良いおばあちゃんっぷりを発揮してる。

とりあえず、結構笑える。
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.5
まじでこの方向で地域興しすればいいのにと思った。名所案内やグッズ販売など。

まいこさんウォークマンしながら運転するの危ないと思ったけどあの形でリユースされるとは
あとマイケルのポスターが貼ってあって途中マイケル調の曲が流れたのニヤッとした
takandro

takandroの感想・評価

4.0
迷作とも言われてるけど、幻の湖に比べたら全然見れたかもしれない。お婆ちゃんのセンスピカイチだ。なんかお客さんめちゃくちゃ爆笑してたな…
シネマヴェーラ渋谷の橋本忍特集にて…

今日もあの綺麗な受付のお姉さんいたなぁ。
日本人離れしたスーっとした鼻筋、真っ赤なセーターにも見劣りしないキレ...すいません!!別ジャンルのレビューをしてしまいました。
でも、シネマヴェーラのお姉さんが綺麗なのはマジなので是非!!

それよりこっちですね。
いとうまい子初主演映画『愛の陽炎』!なんじゃこの映画は!聞いたことないです。

いとうまい子のアイドル映画と思っていいのかしら?普通80年代アイドル映画と言えば、薬師丸ひろ子の『セーラー服と機関銃』とか原田知世の『時をかける少女』みたいなノリじゃないのですか!!普通じゃないですよコレ!!

最初60分超絶つまらないんです!退出しようかとも思いましたよ。

製材所で働くいとうまい子は同じ職場の萩原流行とこっそりと付き合って結婚の約束までしていたんす。相手役が萩原流行という時点で胡散臭さプンプンなのだが…案の定、とんでもないクソ野郎て 事故ったと嘘ついていとうまい子から借りた20万は孕ませたJKの中絶費だったり、土地を買うために貯めた200万も全く進展なし、そもそも既婚者だったり、とんでもないヤツだというのを最初の1時間で煽りまくる。

この長いフリが聞いてるのか、同居してるファンキーなお婆ちゃんにそそのかされ、トンでもない方法でリベンジを開始する。
<呪いの藁人形>
夜な夜な不気味な格好で頭にローソク付けて(婆さんの「コワイからこっち見んな!」ってセリフが爆笑)木に打ち付けるのだった!

そんなこんなで怒涛の展開が待ち受けていて、前半のつまらなさを急激に挽回してくれた。

ただ、やっぱり前半が長すぎる。クドイ。
もうちょっとコンパクトにしてれば『セーラー服と機関銃』『時をかける少女』と並ぶ伝説のアイドル映画になったんではないだろうか。。。
鎌谷

鎌谷の感想・評価

3.5
初レビュー!またもやVHSオンリー作品です(苦笑) DVD化難しいだろうね…
「八つ墓村」の脚本家という期待値を、軽く下げてくる展開の嵐。ある意味、こんな作品見たことない!アイドル時代のいとうまい子さんの映画デビュー作品で、一人夜中に藁人形に釘を…それ以上は野暮というものです。
故・萩原流行氏、アイドル映画の相手役!こんな時代があったのですね。きちんとラブシーンまである。流行さんがキャスティングされたのも納得の色男!?最後まできちんと見ればわかる♪