火星のカノンの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『火星のカノン』に投稿された感想・評価

chiho
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おっさん?ウゲー …恋は盲目?うげーっ

恋よりも深い何かに聖は気づいてる
重ね合わせた手に光るマニキュア、爆速2ケツで向かった屋上、背中合わせで見た星屑みたいな高層ビルたち、何よりも飛び抜けた2人…

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おべんとついてるよ、の反復が二人の手を重ね合わせる。フレーム外から音で三度侵入してくる公平と娘。あんた、おまえ、ぶっきらぼうな語尾、を発するときに顕著だが、台詞が身体から出てる。人格より身体性が強い…

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あぁ
3.6

室内の安定したロングショットが紡ぎ出す歪で素直な愛の物語。「メロデ」ほどの衝撃はなかった。

というのも、惰性で続く不倫のムードが物語そのものを侵食していて、完全に間延びした感じが否めなかったからで…

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tBi
4.1
Rec.
❶25.02.15,国立映画アーカイブ(35mm)/日本の女性映画人(3)――1990年代

序盤の小日向文世が娘に質問されて返答ではなくハンバーガーを一口食む運動をするのを見て、これぞ映画的な芝居だと頷いた。リアルの再現ではなく、対話に応じた結果としての運動と、溢れる情感。

前作同様に人…

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odyss
3.3

【悪くないのに、観客が……】

(以下はロードショウを鑑賞した2003年に書いたレビューです。)

チケット屋に勤める絹子(久野真紀子)は、妻子ある中年男(小日向文世)との不倫から逃れられず苦しんで…

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iszka
5.0
孤独も巧いし、連なりも巧い

この世で最も思考を煽るピンポン

超絶百合ゼロ年代邦画最高傑作人生ベスト風間志織最高到達点。ファーストショットからいきなり始まる「寄りかかること」の表象/連なり。クノ真季子と小日向文世のベッドシーンが死ぬほど良くて号泣した。こうすれ…

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菩薩
4.3

『冬の河童』の反転とも捉えられようがあちらが遊戯じみた言わば子供の関係性の解消だとしたら、こちらはSEXが前景化されより大人じみた関係性が強調されていく。とは言え結局やっている事は『メロデ』の延長線…

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小日向映画。閉じちゃいそうな話のはずなのに、女たちをつなぐことにもなるアパートの、なんだか不用心なほど縦長にくってある窓みたいなモチーフもこの映画を"閉じ"から救う。映画の程度とつりあわないタイトル…

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