何事にも無関心と見せかけアンテナを張り続ける学生の夢はフランス行き。
なんと皮肉なタイトル。夢も希望もあったもんじゃない。
「オートバイの代わりに学生運動やるんだね…」時代を象徴するような印…
大江健三郎の『われらの時代』がめちゃくちゃ面白いので、映画のプロットも面白くなるのはほぼ必然的なのだが、映画も映画で、なかなかユニークなアダプテーションで見ていて飽きなかった。
まず、アンラッキーヤ…
大江健三郎追悼で映画検索して見つけたこれ、全く知らなんだ。日活かぁと期待薄で観たら初期大江文学の焼き付くようなを超えた、焦げ付くような虚無の歯車の空回り感を、長門さん他皆さんよく醸し出してた。冒頭の…
>>続きを読む大江健三郎氏の訃報を聞いて鑑賞。
大江の長編二作目である同題小説を出版と同年に映画化。
東大仏文科の学生・南靖男(長門裕之)は、外国人相手の娼婦・頼子(渡辺美佐子)に食わせてもらいながらフランス…