女性の生き方と男社会のカベ。現在でもザラにある課題が1939年にもう映画になっていた。
真っ直ぐに挑む原節子の、瞳の強さと意志をもって動く姿が印象的。戦争が激化しなかったら、生まれる時代が違ったら…
原節子が当時の女性の花形職業である自動車会社のタイピスト役。と思いきや、突然国産車のセールスウーマンに転職する、新しい世代の女性像を演じている。戦前のモダン都市東京の風景が垣間見えるのも貴重。和装と…
>>続きを読むシネマヴェーラでの、蓮實重彦著「日本映画のために」刊行記念特集上映にて。
こんなパワフルな原節子さん、初めて見ました。男尊女卑な、なかなかにムカつく場面もありつつ、映る街並み、インテリア、屈しない…
「永遠の処女」などと呼ばれることもあるらしい原節子が、ここでは多額の金銭を得るべく(とはいえそれは私欲というのでなく、一家を支えるためであるが)車のセールスマンとして、男連中も顔負けの(というかここ…
>>続きを読むジェンダーギャップへの挑戦。
節子が得たものと失ったものは何だったのか。
家庭の事情から家計を支える大黒柱となった節子は、職業婦人として働き始める。
彼女が目指したのは、当時としては珍しい自動車のセ…
『19歳の原節子が戦前のOLを演じる】
戦後の焼け野原になる前の戦前の銀座が見れる貴重な作品。自動車販売会社のOL役の原節子の美しさはまるでAIで生成したようだ👍特に瞳は少女漫画みたいにキラキラし…
原節子に釣り合う男が誰もいないという情けない東京を舞台にして、原は舶来乗用車のセールスで頭角をあらわし男の同僚たちの顔色を失わしめる。タイピストとして在勤の頃は将来を言い交わしたいような相手のいた…
>>続きを読む銀座に事業所を構える自動車販売会社のビルの屋上からの、帝都を舐めるような左から右のティルト横移動撮影から、屋内の様子を映し出す撮影への移行の滑らかさと、そこに画面右から闖入する原節子のあまりの美しさ…
>>続きを読む