懐かしさも感じるが、平成生まれでは理解できない点も。自分の知らないを世界を二つ同時に観ることができたある意味新鮮な作品だった。
蛹だったたえこが蝶になる。
たえこにとってのモラトリアム期を新たな環…
私はワタシと旅に出る。
タエ子は27歳になり、小5の時の田舎への憧れを再現しに田舎へ行く。
小5ならではの心情が、各シーンの細かな作画や風景により再現されていた。
タエ子が語る分数の話が凄く印象的…
高畑は基本的にはロジックの人なので、やりたいのは常に、アニメーションのあり方と技術なんだよね。
実は作りたい物語とかは二の次。火垂るも ぽろぽろも、彼がアニメーションでやりたかったことの材料でしか無…
田舎と都会、男性と女性、人それぞれ立場が違う社会のなか、その勾配を利用した愚かさに気付き恐ろしくなってしまうこころ模様が描かれている映画だとは、観る前は思ってませんでした
あの時代を女性として生き…
妙な映画。
1人の女性が田舎に向かいながら、自らの記憶の中の、些細だが実はどうやら大きいような人生の枝分かれの瞬間を見つめていく。その中で彼女はあり得たかもしれない世界の可能性を感じながら、それでも…
© 1991 岡本 螢・刀根夕子・Studio Ghibli・NH