太陽とバラの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『太陽とバラ』に投稿された感想・評価

豊かなくだらぬ太陽族と貧しくくだらぬバラの若者はまっとうな母を踏みつけ空の花瓶と内職のバラを握る。
貧しい家庭の青年と、恵まれた家庭の青年。太陽族への憧れが飛翔願望。貧しさの描写がステロタイプだし、あまりに図式的な構成。
台風7号のせいで、幼きものは訴えると続けて見れなかったのが残念。

ラスト、中村嘉葎雄が家を飛び出して行って、母親の沢村貞子が追いかけていく。垣根を飛び越えて、カットが変わってだだっ広い田園風景を中村が走る。警官が捕まえようとフレームインしてくる。この辺りのダイナミ…

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4.3

太陽族へのアンチテーゼのような作品。

石濱朗が中村嘉葎雄を見下げつつも気にかけるあんちゃんかと思いきや…金持ち+不良のタチの悪さをこれでもかと体現する佇まいが見事。

嘉葎雄くんが花瓶を手にし…

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我路
2.5

2013年 5月18日 シネラ
2.5

これがゴールデングローブ賞外国語映画賞かぁ。

太陽族ってろくでもないね。
なんでもかんでも親や他人や社会のせいにして現実からも己からも逃げている。
貧乏でも裕福でも真っ直ぐ育つ者は真っ直ぐ育つだろ…

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h
3.0
太陽がいっぱいなアンチ太陽族映画。
衛星劇場
2016/03
3.5

メソメソジメジメ系木下恵介はホント苦手。弟子の吉田喜重が『ろくでなし』で乾ききった不良青年を描きたくなる気持ちもわかる。
ただ、いろいろと面白いところはあった。不良仲間たちが部屋でフィルム上映をして…

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