悲しみはいつも母にの作品情報・感想・評価

『悲しみはいつも母に』に投稿された感想・評価

4.2
このレビューはネタバレを含みます

全編を覆う紛い物ではない貧しさ、自己憐憫や社会批評ではなく「世間にはこの種の不幸が確かにあるのです」という生々しい実感を剥き出しで観客に放ってくるので慄く。
以下、魅力的な細部の芸のない羅列。

山…

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Nemoki
4.6
Filmarks未掲載分
生誕120年 映画監督 中川信夫
「ひばりが丘の対決」4.3
「金語樓のむすめ物語」4.7
「金さん捕物帖 謎の人形師」3.7
於:国立映画アーカイブ

「粘土のお面より かあちゃん」のスタッフが集結。原作は西村滋に代わったため、子供の視線ではなく、長男役の山田幸男がほとんど出ずっぱりで毒をまき散らす。家族を食い物にするバカ息子だが、実際にこういう奴…

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中川信夫が名作「かあちゃん」のスタッフで創った作品というが、中身は正反対でひたすら暗い。望月優子のもうひとつの「日本の悲劇」とも言える。
親想いの優等生が何故グレなければならなかったのかは語られない。
3.8

不良たちの生活の描写があまりに活き活きしており忘れそうになるが、本線は母もの。母を完全に正当化したお涙ものではなく、家族の不調和がシリアスに描かれる。
映像編集のテンポの良さ、個性的な場面転換もみど…

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2.0
このレビューはネタバレを含みます
『日本の悲劇』とか『太陽とバラ』を混ぜた感じの内容。時代ものなので今のものさしでは測れないんだけど、妹ちゃんが可哀想。母も息子のことでは少しブレたところを感じる。
月影
3.0
このレビューはネタバレを含みます

親ガチャとか、毒親とかいう言葉があるがまさにその真逆。
こういう息子は出所したら、また親のところに来て金の無心をするだろう。

戦後母ものが流行ったらしいから、こういう息子はたくさんいたのかもしれな…

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母の職場に現れては荒らし脅してクビにさせ、金をせびるクズ息子
職を転々とするも嗅ぎつけて…ということを繰り返す素行の悪さに頭を悩まされる母と娘
すぐにキレる、すぐに手が出る、金は他人から奪うもの
ど…

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オープニングは右上に小窓で夕食場面後の4分の3は黒味。
山田がこんなもん食えるか食器投げつけ外出。
これだけでも、少年の性格がわかります。
凄いですね。
エンディングは、鉄格子の中の山田が中央小窓で…

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アノ
1.1
ちょっと凝った画があろうがこんな醜悪な話で進められたら、たまったもんじゃない。

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