女学校時代の回想もきっちり演じる田中絹代38歳。開戦まもなくデパートの屋上から通りのパレードを見下ろす場面が華やかなムードが良い。学生帽の佐田啓二の可愛らしさでこちらも気がおかしくなりそう。田中絹代…
>>続きを読む佐田啓二のデビュー作。リッチな戦争未亡人(田中絹代)の回想形式で語られる「人を想う心」を描いた木下恵介らしいヒューマンな味わいの深い逸品と言える。
時代が変わっても愛する人への痛烈な思いが胸を打つ…
ベタベタの大ベタなんだけど今でも共感はできるし胸キュンポイントもわからなくもないので恋愛と別れは一生不変のテーマなんだろう。
セリフなら「じゃあ何を見つめていれば良いのかしら」の下りが一番好き。
シ…
このレビューはネタバレを含みます
1947年、終戦から2年目の公開。
“もう戦争で愛し合う者が別れるなんて御免だ”という監督の想いが伝わってくる作品。
戦争未亡人となった女性(田中絹代)と、亡き夫(佐田啓二)との在りし日の恋愛関係が…
暗い気持ちになりそうでずっと観ていなかった作品。田中絹代と佐田啓二の心が綺麗で、社会不適合な自分が惨めになった。1947年の日本人の気持ちに寄り添えば、ハッピーなクライマックスだと感じた。終戦直後の…
>>続きを読む明らかに中年の田中絹代さんとピチピチイケメン佐田啓二のラブストーリー、昔の映画の強引な年齢設定いいよね。おぼこい女学生のくせに何もかも知り尽くしてるような凄みがあるもんね。たまに人殺しそうな目をする…
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