黄金の犬の作品情報・感想・評価

「黄金の犬」に投稿された感想・評価

松田優作世代なんで、鶴田浩二にはハードボイルドを感じる事はできんかったような…。
やたらと長い。

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー自体は『憤怒』の高倉健や『化石』の渡瀬恒彦を犬にしたような代物(ドラマの便宜上、実質的主役は鶴田浩二)であり、ゴロや周囲の人々を追い詰めていく殺し屋が地井武男である。
夏八木勲を匿った宮下順子もろとも殺し、妻の池令子を寝取って性調教&殺害。
森田健作と通りすがりの桃次郎(菅原文太)のタッグを相手取った壮絶なカーアクションの末、一度は半死状態になるも、すぐに蘇生して森田健作をグチャグチャに撃ち殺す。桃次郎は無事。
(これにて『トラック野郎』『堕靡泥の星』『黄金の犬』は同じ世界観と判明。濃ゆすぎる)
その後、鶴田浩二の目の前で島田陽子を縛り付けてレイプするなど、劇画の悪役の如し強烈な所業が続く。
(レイプシーンでの島田陽子の乳首が四角かったので一瞬目を疑ったが、絆創膏でも張っていたらしい)

名犬ゴロも主役だけあって負けてはいない。このゴロもまた、鬼畜マシーン地井武男に相対するだけの超犬だ。
浜辺に打ち上げられていたアザラシをボコボコに痛めつけ、女を輪姦しているチンピラ集団を蹴散らし、バイクの殺し屋手段を一蹴、さらに無数の猟犬を全滅させる。
いくら犯罪の証拠だからって国家規模の悪の組織が犬一匹をここまで追い回すなんてありえない、という義務教育を受けた人間なら誰でもしたくなる指摘も、この映画においては野暮の極みだ。
これほどの魔犬と地井武男の2人に暴れられては、鶴田浩二と島田陽子の古臭いロマンスなんてもはやままごとにしか見えない。
恐ろしい程つっこみどころ満載だけど、いつしかそれが心地良くなり最後まで観てしまった。
今、夜中の1時46分…( ´ー`)フゥー

でも…もしかしたら、このハチャメチャな勢い?こそが今の日本に失われた物、なのかもしれない。
変にまとまった小粒な物よりよっぽど良い。そんな気もした。まぁ、褒め過ぎですけどね。

BGMがルパンみたいだと思ったら同じ人ですか。
あったなぁ~
懐かしい~
北海道ではぐれたワンちゃんが、帰巣本能で東京まで、戻って来る話やったか?
その間に人間同士では色々あったみたいやけど、それは俗世間の事やから知らん。
別に金色のワンちゃんではないけど、その可愛さは、ゴールデン級です~
何て、動物出てくると弱いんやろ…
裏切らんからな!!ワンちゃんらは!
和威

和威の感想・評価

3.0
動物もののロードムービー。
ドラマ向けの動物調教がこの時代にあったのかどうかわからないが、ゴロが好演。
この作品の好評を得て80年代初頭にはTVドラマで「黄金の犬」「炎の犬」等、放映されることになるのだが、子供のころは好きでよく見ていた。

この作品については、時代のせいか原作のせいか、力が入りすぎ感はある。
悪漢という役作りのせいかもしれないがやたら女優を脱がせすぎ。

鶴田浩二、島田陽子、夏木(夏八木)勲、地井武男、森田健作、三田佳子、菅原文太
西村寿行が原作のハ-ドボイルド小説の映画版です。 犬が主役ですがハ-ドボイルドです。そこが西村寿行の小説の良いところなんですね。ただ、毎回の事なんですが、原作とはかなり内容が違うのは困ったもんですね。 原作はかなりエロチックで映画化不可能なのは わかるんですが…要するに 西村寿行作品の映画化したものはハ-ドボイルドのかけらも無い作品なんです。ファンからすると 何の為に映画化するのかと思ってしまいますよね。