「本当の道は、一本の綱(つな)の上をとおっているのだが、綱が張られているのは高い所ではなく、地面すれすれである。それは歩かせるためというより、むしろ、つまづかせるための物のように見える。」F.カフカ…
>>続きを読む山村浩二が、フランツ・カフカの短編小説をアニメーション化した作品。
ある吹雪の夜に、田舎医者が16km離れた村の重病患者の往診に行かなければならなくなった。
豚小屋の扉を蹴飛ばすと、見知らぬ男が現…
超絶文学。
1秒も目が離せなかった。
この原作は読んでないけど、たしかにカフカの世界はこんなイメージ。暗すぎる。20分トリハダ立ちっぱなしやった
なんておもしろいアニメーション。
ナレーションが狂言…
大好きな山村浩二さんのアニメ。前この絵に一目惚れしてやっと観た。気紛れな嵐の中を突き進むような感覚!スローになったりハイスピードになったり歪みまくったりと全体の不安定さが不気味で面白い!音声があると…
>>続きを読む最初は狂言の語り口ばかり気になって入り込めなかったが、絵が素敵でしだいに慣れた。老いた医者が自分と他人の狡さを呪いながら、馴染んだ自己欺瞞を手放さない感じ。もうこうやって生きていくしかないんだという…
>>続きを読むいかにもカフカって感じの内容だが、グニャグニャしたデッサンや死人のようなキャラクター、得体の知れぬモチーフなど、アニメらしい表現が、もはやシュルレアリスムの域。
狂言とカフカの融合ってのが、欧米受…
孤独、自問自答、言い訳、情けない人間の要素がこれでもかと詰まったアニメ。最後に医者がする言い訳には、人間の弱さをひしひしと感じさせられた。カフカの世界観をアニメーションという媒体でものすごく良く表現…
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