津軽じょんがら節に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『津軽じょんがら節』に投稿された感想・評価

gena
4.0

瞽女つながりで鑑賞。日本海の海鳴りと津軽三味線を背景に、邦画らしい物悲しいノワールをたっぷり味わえた。日本の原風景のような映像もとてもよかった。

濃厚な人間関係と閉塞感から抜け出すことがどんなに難…

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3.7

訳ありな男女が寂れた漁村へ住み着いた話。
初っ端の荒波と三味線が合いすぎる。
話もディープ。
荒んだ場所では荒んだ事が起こり得る。
ラストはまぁそうだろうといった感じだったが見応えあった。
そしてジ…

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面白い訳ではないけど、なんかすごく良い。
間に挟まれる斎藤真一の絵のおかげで、より物悲しさというか、うら寂しさというか…
俗世から弾き出され、行き場を失った情念がより強まってすごく良い。
最初と最後…

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haru
3.5

ヤクザの転職。

イサ子は愛人の徹男を連れ、故郷津軽に帰郷。ヤクザの徹男が組で揉めて、東京から逃げてきたのだ。イサ子は早速働き口を見つけ、懸命に徹男を養うも、徹男は退屈な田舎暮らしに不満を募らせてい…

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話しはシンプル。激しく打ちつける荒波と三味線の音色ずっと見ていられそう。
FeMan
3.6
シンプルで見やすくはあった。出来としては決して悪くはない。

でも心に残るようなしこりはなかったかな。ツルっとした食感で喉を流れていった。

一番記憶に残っていたのは、三味線の音だった。

耳障りなほどの波と風の音。そら気も滅入るわ。

平気で弱者を自分の利益の為に売ろうとするし、平然と近親相姦はあるし。エゲツなと思う反面、この人間の獣性に今は蓋をしすぎている気もする。いつかそれが溢れ…

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目
4.0
荒波がでっかくて強くてめっちゃ良い、三味線との相性もよくて絵になるな〜
斎藤耕一の作品は「約束」にしても、本作にしても過大評価だと思う。日活のスチールカメラから監督になり、かなり雑な歌謡映画も撮った。そして本作。ベストに選出した人の気が知れない。
日劇文化にて。

インターネットが普及するより20年位前だから、東京から津軽に越してきた時の環境変化は今以上だと思う。しかも公道もない村なので車すら走ってない。

本屋もレコード店もないっぽいし、暇を潰すものが文字通…

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