面倒くさい任侠のしがらみに苦しめられ落ちる男女の恋物語。ただ普段の任侠ジャンル内で男×男で行われていた事が男×女で行われているだけなので、少々メロドラマのような演出が入るものの、今までと同じように鶴…
>>続きを読む鈴木清順「花と怒涛」「刺青一代」を意識したのか?笠原和夫脚本、山下耕作監督の、相川清次郎鶴田浩二と静江安田道代の色恋沙汰がやくざ抗争のメインで、エンディング血の海の惨状は、私には、公開当時縁遠かった…
>>続きを読むラストはおおって思ったけど、すぐ安田道代邪魔だな~って思っちゃった。鈴木清順みたいとおそらく何百回何千回と思われてきたラストだろうけど、「流れ者には女は要らねえ」が清順美学だから、これを見て清順はど…
>>続きを読むメロドラマ色の強い任侠映画。豪華キャストの中でも異彩を放つ天本英世が少ない出番にも拘らず強烈な印象。渡瀬のギラギラした眼光も堪らない。終盤何かが振り切れたようにシュールな映像世界に突入。そこに至るま…
>>続きを読む数ある任侠映画の中でもグワッ!と掴まれるのが山下耕作の『総長賭博』と本作だった。ここまでイクと脳味噌アッパラパラパ〜!な凄味がある。
血の海と化す修羅場の独創的なマジックというか、最早アヴァンギャ…
安田、鶴田、若山の人間関係。それぞれが苦悩し、死を選ぼうとする安田に、鶴田は叫ぶ。「こんな世界は出てゆくんだ」。血の海に花道。その先に神棚。その神棚を打ち砕く鶴田。それは仁侠道から抜け出せたかのよう…
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