ドーベルマン刑事の作品情報・感想・評価

「ドーベルマン刑事」に投稿された感想・評価

沖縄から黒い子豚一匹を連れ上京した新米刑事が主人公。
千葉真一の可愛げとアクションの切れを味わえるが、ラストに派手な大立ち回りを期待していたので意外とリリカルな展開に拍子抜け。

元阪神の田淵幸一の妻・ジャネット八田がヒロイン。ハーフ系でかなりの美貌。

このレビューはネタバレを含みます

https://umemomoliwu.com/doberman-cop
千葉ちゃんがめちゃくちゃやってるだけでもう最高なんですけど、これはストーリーも音楽も結構良かった。そして室田日出男の死にっぷりに拍手!
豪快且つ濃くてまさに70年代の深作監督の作品。
赤い文字のロゴやスタッフロール、クローズアップでデデーンと効果音が鳴る70年代邦画のお約束もきっちり守ってます。
やたら登場人物(と豚3)が喚き散らす、机が真っ二つに割れる、警察署にバイク突っ込む、他にも回転灯だらけの部屋とカオス状態。
そんな中でサニー千葉の花占いもどきが繊細で際立ってますし、「マイメモリー」なんて割と良い曲を歌う女性シンガーに別れを告げるラストは妙に切なかったりします。
原作とは似ても似つかないが、千葉ちゃん萌えできるから良作。川谷拓三萌えでもある。もうこれアイドル映画だろ。ウチナーグチが可愛いし、花占いよろしく一粒ずつ貝を摘んで「生きてる、死んでる」と女の生死を占う辺りも破茶滅茶で微笑ましい。子豚を麻袋に入れて持ち運んでいるのは謎過ぎたが、千葉ちゃん曰く「俺を沖縄の豚だと思うなよ」という深作の意図によるものらしい。なんだその演出。分かるわけねーだろ!

本筋に関しては特に言うこと無い。(アイドル映画の脚本に突っ込むのも野暮だし)
けど、アクションシーンは運動神経抜群の編集で、随所に挟み込まれるダッチアングルも色気ある。そこは安心と信頼の深作クオリティ。

千葉ちゃんが44マグナムを所構わずぶっ放してる姿に癒される〜。和製ダーティハリー。嘘。
kaz

kazの感想・評価

3.0
劇中でジャネット八田(役名 春野美樹)が歌う「My memory」がとても印象に残ります。しかし実際は吹替えで弘田三枝子が歌っていた。
先日観た「ブラック・エンジェルズ」の実写版が原作の平松伸二のケレン味や情念を全く表現できていない ほぼ水のカルピスの様な薄味だった為に口直しに今作を鑑賞。

監督 深作欣二
出演 千葉真一 松方弘樹 川谷拓三 岩城滉一

って濃すぎるわ!

ほぼ原液のカルピスの様な作品です。

「ドーベルマン刑事」といえば黒ずくめで大型バイクに乗り大型拳銃で悪人を問答無用で射殺する主人公 加納錠治のかっこよさが魅力です。

翻って今作の千葉真一演じる加納錠治は沖縄から出てきた琉球空手の達人ながら田舎者キャラでいつも黒ブタを連れています。
服装も白パンツに茶色のジャンパーに白ハットという俺ジナル溢れるもの。
全く加納錠治ではないです。

個人的な想像ですが「宇宙刑事ギャバン」の一条寺烈のファッションは今作からのインスパイアではないでしょうか。

監督の深作欣二は原作漫画の前日譚にしたかったと語っていますが次回作の「柳生一族の陰謀」の方に気がいっていて今作にはあまり力が入っていない様に思います。

琉球空手の達人 千葉真一に松方弘樹、脚本が高田宏治となればこれはほとんど「沖縄やくざ戦争」です。

作中ではターザンとずっと呼ばれているのでさらにドーベルマン刑事感は無いです。

原作者の平松伸二先生が撮影現場に行った時に千葉真一さんから「ホントは松田優作くんにやって欲しかったんじゃないのー(笑)」と言われたらしいです。

たしかに平松伸二先生の絵のキャラは松田優作が合う様な気がします。

千葉先生は宮下あきらか石川賢作品がイイと思います。
書庫番

書庫番の感想・評価

2.0
鑑賞年は失念(幼少)したが、(深夜の)地上波放送で視聴。

名前貸しなだけで、少年ジャンプ連載のコミックの要素は皆無。
下駄履きの加納(笑)は沖縄出身、ペットの豚を連れて芸能界に蔓延る麻薬シンジケートの壊滅に挑む。

東映は正直なところ松田優作でやりたかったんじゃないかな…。
千葉真一のアクションが良い。アクションシーンで机を真っ二つに割ったり、ビルにロープで突っ込んだりするのを観てるだけで楽しい。松方弘樹が千葉真一にアルバム見せるとこになぜかグッときた。44マグナムはダーティハリーの影響受けてる。
hikkimaryu

hikkimaryuの感想・評価

3.7
沖縄から豚と一緒に来た千葉ちゃんがトボけつつも東京で活躍。
昭和臭が最高だけど、深作欣二には東京は似合わないのかな。
絵空事なストーリーがやや残念でした。
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