初っ端から父親が死ぬ速度とソリッドさ。吃音というのは合唱的であり映画的な属性でもある(小島信夫的でも…)。火、煙、水、というモチーフに続き、交番爆破テロ、ロシア革命、聖書朗読会、といった諸要素が常に…
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この映画の全体を通して貫かれている芯のようなものは、1970年代の日本。
まだ、学生運動の名残りが残っていて、隣の中国では文化大革命が起きていて、不安で騒然としている…
吃音を乗り越えた道夫と、声変わりを受け入れられない康夫。活動から足を洗った先生と、革命に固執するかつての仲間。これら二つの関係には共通点が感じられるし、山奥の男子校に70年代日本の空気感を不自然なほ…
>>続きを読む【2000年キネマ旬報日本映画ベストテン 第8位】
『いつか読書する日』緒方明監督作品。ベルリン映画祭コンペに出品され、アルフレッド・バウアー賞を受賞した。
面白かった。吃音の少年と美声の少年の友…