午前中の時間割りの作品情報・感想・評価

午前中の時間割り1972年製作の映画)

製作国:

上映時間:101分

3.6

『午前中の時間割り』に投稿された感想・評価

17歳の二人の女子高生に8ミリカメラを渡し、お互い好きなものを撮らせる。二人が撮った映像を我々も見る。「妖精の詩」は耐え難い作品だったが、本作は羽仁の実験精神に戻った作品となった。
日劇文化にて。
このレビューはネタバレを含みます

アントニオーニの情事よろしく崖の上から姿をくらました今木草子。

目が眩むほどのノスタルジーをまき散らす8mmフィルムの映像と全体を支配する死の香り、思い出を色づけるのも日常に影を落とすのも全て国木…

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ぜろ
3.6

不気味すぎる。モノクロ&昔の学生を組み合わせた映像ってどうしてこうも怖いんだろう。でもそこがATGらしくて良かったかも。

なんだろう…
学生時代に(俺は平成生まれだが)場末のくっそ汚いミニシアター…

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こ
-
このレビューはネタバレを含みます
閉じ込められた時間
限りある若い日々
もういないという事実が8ミリに眩さを与える
浮遊する思い出と落ち着くべき現実

荒木一郎の音楽が映画を揺らしている
NS
4.0

8ミリ映像に、何かしら映画の原風景的な相貌が現れる様に見えるのはなぜなのか。8ミリ映像は本来的にサイレント映画であって、同期的な音声という、言わば映像に実体的なイメージをもたらす媒体が欠けていること…

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しを
-
やっとみた!!!たしかにありがたがってみるものでは全然ないけど本当に絶妙なキモさがあっていいな…よかったな…
味
-

駅のホームだろうか、女の子の影だけがぼんやりと浮かぶ始まりからして好き。草子と玲子。正反対みたいな女の子2人がめちゃくちゃなことしてる8mmフィルムを眺める。裸になって駆け回る2人の映像を「これ誰が…

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4.0

まさに疑似ドキュメンタリーの傑作。本当に、こういう世界があって、こういう事件が起こったのかと錯覚してしまう。
それにしても、今木草子を演じた国木田アコさんは魅力的だ。でも、この一本しか出演していない…

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深緑
3.5
香しきATGの世界。

美人とブスを行ったり来たりする国木田アコやパンサー菅にしか見えない沖さんといった面々を抑え、打点の高い飛び蹴りを披露する先生が初見では一位。
3.0
エモいという表現を避けるとずーっとアンニュイなフィルム映像
国木田アコとシャツスーメイがフォトジェニックすぎる 

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