ヴィーナスの作品情報・感想・評価

「ヴィーナス」に投稿された感想・評価

せい

せいの感想・評価

2.8
主役がピーター・オトゥールだったからこそ、良かった作品なのでは。
他の俳優だと、全く違う印象になったかもしれない。
camus

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3.4
ピーター・オトゥールの上品なエロさが心地良い。ラストも粋な感じ。
akimi

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『いつかくるその日が幸せであるように』

あとは死を待つだけ、なんて気分で暮らすおじいちゃんが、友達の親戚の小娘に、イカれてしまうというお話。

元は人気俳優だった洒落モノのおじいちゃん。なのに、相手の小娘は、正直、びっくりするほど魅力的じゃなくて。
でも、若くてエネルギッシュ。
それだけは、確かなチカラ。

溢れ出すような輝き。

そんな"自分がとうに諦めたもの”を目の当たりにして、彼はもう一度、それに手を伸ばしたくなる。そしてその日から、"死”を待つだけの日々が鮮やかに色づいていく。

そんな彼の想いは、当然ながら、相手のオンナノコにも、周囲の友達にもちゃんとは理解してもらえないのだけれど。
利用されたり、非難されたり。
だけど、手を伸ばさずにはいられないのだ。まもなく尽きるであろう自分の命の火、その限りが見えているからこそ。

誰にでも平等にやってくる、最期の日。
できるだけ悔いは少なくあれるように。
嗚呼、幸せだった、楽しかったと。
少しでも強く想って迎えられるように。
モラルとか、常識とか、色々。
人はさまざまなものに縛られて生きねばならないけれど。
どこまで、箍を外せるのか。追い求めることができるのか。

私も、できるだけ取りこぼさないで過ごしたいなぁ...と、強く、強く。
yuko

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4.0
脇役を演じながら細々と暮らす年老いた役者モーリスは 、ある日 役者仲間の姪の娘ジェシーに出会う。
若さに溢れ 自由奔放にふるまうジェシーに夢中になる。

モーリス役のピーター・オトゥールはこの作品で8回目のアカデミー主演男優にノミネートされている。
「アラビアのロレンス」のときのピーター・オトゥールは、長身で青い目の色が印象的で素晴らしかった。
長い長い映画だけど・・・数回観た。大好きな映画だし、大好きな役者だった。
「おしゃれ泥棒」でヘップバーンと共演した時もとても素敵だった。
それから何十年ぶりに「トロイ」で穏やかながら勇敢な王を演じていたのを観た。
「ヴィーナス」の時彼は78歳になっている。
モーリスも同じく、年老いて尚いい男でセクシーで素敵。
若い娘の匂いを嗅ぐシーンはぞっとするくらいエロティック。
まるで若い精を吸い取ろうとするように。
別居中の妻を演じるヴァネッサ・レッドグレイヴの燻し銀のような、圧倒的な存在感も凄い!!
モーリスとのキスシーンは流石・・日本人じゃ あり得ない美しさ。
さすがはイギリスの大女優。
モーリスの最後に今彼が一番愛している女にそばにいてくれることを託す。そのシーンは最高に心に沁みる。
年老いても尚も残る生と性への執着を赤裸々に、そして美しく哀しく描いている珠玉の名作だと思う。
ピーターオトゥールが8回目のアカデミー主演男優賞落選した。この作品で獲って欲しかった。
tulpen

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4.8
男って、いくつになっても…w
年老いた俳優のモーリス(ピーター・オトゥール)はいきつけのカフェで俳優仲間のイアンと昔話をしながら“お迎え”を待つ日々を送っている。 ある日、イアンの姪の娘のジェシーが彼の部屋に引っ越してきた。礼儀知らずで料理もできないジェシーをイアンは役立たずだと嫌うのだがモーリスは彼女と屈託なく接していく。 そのうちに口の悪い奔放なジェシーに惹かれていくのだった…。

監督は『ノッティングヒルの恋人』や『Jの悲劇』のロジャー・ミッシェル 。ブリティッシュなジョークと愛らしいスケベじじぃにこっちまで楽しくノセられていく。

この役はピーター・オトゥールじゃなかったら全く別物の映画だっただろうなぁ…。だってこんな台詞も彼が言うとストンと胸に響く。 「ほとんどの男にとって女性の身体というのは一生の中で見るものの中で一番美しいものなんだよ 」「だったら女の子にとって 一番美しいものは何なの? 」「彼女の初めての子供だよ。」

全く期待すらしていなかった映画でこんなに泣けちゃうなんて…。
音楽がまたいい。大好きなコリーヌ・ベイリー・レイ。デビューアルバムから6曲が挿入されてます。
2007.12/9 (99)