さすらいの女神(ディーバ)たちの作品情報・感想・評価

「さすらいの女神(ディーバ)たち」に投稿された感想・評価

Franrose

Franroseの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ドキュメンタリタッチだと想像は
していましたが、その通り淡々と進みます。

タイトル「さすらいの女神達」からもっと
パワフルな女性達のイメージがありましたが
彼女達はおおらかですが繊細です。
座頭のジョアキムに焦点をあて進んでいきます。

原題は「オン ツアー」だそうです。
その方が随分しっくりきます。

ジョアキム、なんか最初は一座をしきっててきぱき
思いやりありみたいな感じでしたが結構だめぽいです。
パリでなんかでほされてでも深い理由はわかりません。
ただ数多くの人たちから言われて
いるところから何かやっちゃったんでしょう。

最後はパリ凱旋ができそうにないことをみなに告げて、
でもなんとなく彼女達に励まれされて終わります。
そこに彼女達の懐の深さを見たりします。

一人の彼女と関係を持っちゃうのは普通に
おいてはチームに問題が発生しそうなもんですが、
彼らの場合にはちょっと今後の想像がつきません。
やはりそのあたり成熟しているんでしょうか。

何か微妙な後味を残して終わる映画です。
ジョアキムちょっと若き頃のJ.Pベルモンドに似たセクシー
さがあります。いや全く好みではないんですが。
すごーく100%健康そうに明るくすると
岡村さんなんですが、すごーく苦味と人生の悲哀を
プラスするとこんな感じになるような。。

まあ見ながらいろいろ思ったので私は鑑賞価値は
ありますが万人はというとちょっと不明です。

沢山映画を観てきて、それでもまた良い映画に
巡り合える幸せとそれを作るスタッフキャスト、
すごいなあと思いました。
ラッコ

ラッコの感想・評価

3.5
マチューさん目当てで鑑賞。女性達が皆可愛かった。大人(中年)向け映画。
スーパーのレジのおばちゃんウケた!!
わたし は 好き、とどうしても「は」を強調してしまう映画ではあるけどもわたしはこれ好き。

マチューと愉快な女神たちの悲喜こもごもなフランス地方巡業。さして期待してなかったけどすごく良い。この良さをうまくは言葉にできないけど、ノスタルジーと折れた野望と再生、というか、何て言えばいいのかな。とりあえず好き。
フランスの地方都市をまわるときの空気感と、魔女のようなショーガールたちの酸いも甘いも含んだパワフルさと、マチューがずっとかっこいいのとで良いもの掘り出した!て気分です。

マチューがほんとずっとかっこいい。
akrutm

akrutmの感想・評価

3.5
マチュー・アマルリックが監督、脚本、主演を担当し、ニューバーレスクと呼ばれるショー公演をフランス各地で行う一座を描いた映画。昔は有名なTVプロデューサーであったが、現在は忘れられた存在である男性ジョアキムは、再起を期すべく、アメリカからニューバーレスクのダンサーたちを連れてきて、フランス各地で公演しながら、パリでの凱旋公演を画策する、というストーリーは一応存在するが、気まぐれに暗示されるだけであり、ドキュメンタリー風に一座の様子を描くシーンが映画の大半を占めている。そもそも出演しているダンサーたちは俳優ではなく、本物のニューバーレスク・ダンサーなので、全体的にドキュメンタリー感を強く感じることができる。マチュー・アマルリックが俳優であることを知らなければ、彼も本当に彼女らを率いて巡業しているように見えてしまうほどである。英語とフランス語もきちんと使い分けられている点も、臨場感を増すのに一役買っている。

世の中的にはかなり高い評価を受けた映画のようで、カンヌでもマチュー・アマルリックが監督賞を受賞している。でも、個人的には、ダンサーたちのパフォーマンスの凄さ(本物だから当たり前だが、全裸ぎりぎりの衣装で尻から白い紐を出すなどのショーのインパクトは絶大)や、ショー以外の彼女たちの演技の上手さは認められるが、それほど心に残るような映画ではなかった。

フランスの人々にとっては、私には理解できないノスタルジーを本作から感じ取るのかもしれない。本作の構想は、フランスの有名作家でダンサーでもあったコレットのヴォードヴィル(昔あったフランスの演劇ショー)公演に関する随筆から取られていて、マチュー・アマルリック監督は本作で現代版ヴォードヴィルとしてのニューバーレスクを描いたという解釈が成り立つのであろう。でもマチュー・アマルリックの落ちぶれ具合はなかなか格好良かった。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.0
マチュー・アマルリック監督作品。後半のファンがいきなり敵意剥き出しの悪意の塊に一瞬で豹変するとこがめちゃくちゃ恐ろしかった。パフォーマンスではムーンリバーのやつが一番面白い。やたら店のTVの音が気になって「消すかボリューム落として」って言うシーンが何度も出るのはあれは何なんだろう。特に意味はないのか
LaserCats

LaserCatsの感想・評価

3.8
大好きなマチュー・アマルリックがカンヌで監督賞を獲った映画。
フランス人のプロデューサーが、アメリカのニュー・バーレスクのショーガールたちを連れてフランスツアーをする話。堂々として美しくて面白いパフォーマンスや肉体の生々しさなど、本物のショーガールの皆さんだからこそという感じ。舞台で見せる自信に満ちた姿がかっこよかったですね。
ツアーという限られた時間の中で、主人公やショーガール(主にミミ)たちの人生をあえて言葉で説明させなくても匂わせ想像させる作風が好きでした。
スーパーの店員さんの言動だけは意味不明でビビりました。こわいよ。
主人公はあまり好感度高くないけど、マチュー・アマルリックは憐れな姿が似合うっていうかその独特の変態っぽさが個人的に好きなところというか、魅力がありますね。ヨーグルトの蓋は舐める派なんですかね。
ラストシーンも結構好き。
GATS

GATSの感想・評価

4.0
ちょっと過小評価され過ぎ!
めっちゃ面白い。

閉められた車の車窓からの画、並べられたエレベーター、窓拭きのいるガラス越しの人物。

序盤のリハーサルシーンでは、英語とフランス語のあまりスムーズとは言えない会話がキャッチボールがなされるが、その後ろではこれまたあまりスムーズとは言えないバドミントンが繰り返される。一見何故かわからないが、この映画にはこういう些細なアイデアがたくさんある。

ノック→ノックの繋ぎなどとても美しいし、レストランの窓から見える景色はトラックに描かれた砂漠地帯だし、舞台裏の奥にいる男が、大道具を動かしている間に消えてしまう空さ、お話を聞かせてやろうとする父親を他所に、違う本を取り、もういいよと子どもらしくない態度を取る息子たち。

やたらと公共の場のラジオや音楽、テレビを気にするキャラクターや、ホテルの廊下の電気が奥から消えていく演出、スイーツとマッチ箱をとりあえずとっていく様などなど、、、楽しい!美しい!

やたらめったらアメリカ人ないしフランス人をディスらないし、むしろ、やや誇張されたステレオタイプなど、どちらも見ていて普通に面白いよ。

ストーリーが確かに浅いのもあるし、出発と終着に差がなさすぎるのだけど、全然ずっと見てられるアイデアの数々です。
MIHO

MIHOの感想・評価

3.8
最後のカット好き。中古で500円位で売ってて、昔レンタルして一回観ただけど、マチュー・アマリルックと身体が豊満でとにかく優しくて明るいバーレスクダンサー達を時々見たくて買ったやつ。
ceu

ceuの感想・評価

3.3
なんか、最終、癒される話だった。
うまくいかなかったけど、
違うものは手に入れられたのかなと
ザン

ザンの感想・評価

3.6
もの凄い濃い旅一座。エロチシズムよりむしろコミカルさを追求したステージ内容はフランスでは性別にかかわらずウケるのだろうか。レジのおばさんが強烈だった。日々繰り返される平凡な日常から逸脱したいという思いと、一見華やかにも見える舞台への憧れが、あの逆ギレに繋がったか。