寄るべない
いったいウェンディになにがあってあの境遇なのだろう
もはやホームレス
何をやってもうまくいかないことはある
ロードムービーだと思っていたけど、わんちゃん映画だった
女性の貧乏一人旅…
このレビューはネタバレを含みます
2025/8/14
ケリーライカート監督3本目。
森の中で犬を散歩させる幸せなシーンから始まる。
なんてことはない、地元で職のない独身女性がアラスカでの仕事を求めて犬のルーシーと車で旅をしている途中…
淡々としたロードムービー。
淡々とした中にも喜怒哀楽が詰まってます。
現実の厳しさか、それとも希望か。
それにしても、お金がないとアクシデントやトラブル時に本当に何もできなくて事態は悪い方向にしか…
「新しい段ボールのほうがよく滑るよな」
この映画はなかなか言葉にならない。
どのみち移動手段は失われるわけで八方塞がりの現実がありのままに描かれているのが救いといえば救いか。
よく道端に落ちている…
奇しくも続けて動物に纏わる映画を観ている。ただ、本作はアメリカについての映画という性格の方が強い。アメリカの郊外の暖かさと冷たさを同時に捉えて現代社会批評をすると同時に、尚且つその風景のショットはバ…
>>続きを読む“進まないロードムービー”は健在で、デビュー作は初期衝動のようなものが詰まっていたのだなあと思う。公開時の2008年はリーマンショックがあった年で、ウェンディのようにホームレス生活を余儀なくされた人…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
出来事の結果は全て自分が招いたものなのに。
足の怪我は悪化していくけど、治療も出来ず包帯が薄汚れていく。
一番重要な車と犬も失うけど、口笛吹いて次へと向かう。
どうしようもない状況に次々と慣れていく…
このレビューはネタバレを含みます
人が追い詰められる時って、こんな風にほんの少しの積み重ねなんだろうなと思う。警備員のおじさんとルーシーの存在だけが救いだった。
いわゆる悪い人は出てこないけど、必要以上に優しくもない。それぞれ事情は…
© 2008 Field Guide Films LLC