ケリー・ライカートによるちょい短めな80分の作品。
主人公の女性ウェンディは、アラスカで仕事を探すために愛犬ルーシーとともに自動車でアメリカを北上している。しかし立ち寄った町でとある事件が起きた…
音楽は一切ならないし、映画的に何か劇的なことが起こるわけでもない。
だがウェンディの行動と、犬のルーシーの行方が気になるつくり。
冒頭からウェンディがお金がないことはすぐに分かる。
そしてルーシー…
このレビューはネタバレを含みます
穏やかで静か、要素も最低限(音、スタイリング、登場人物、展開)であって少しでも転んだら陳腐な内容になりそうな作りな気がするんだけど、心のどこかをずっと握られているようで最後まで止まらずに見てしまう。…
>>続きを読む人生のいくつかの場面で遭遇することになる、出口の見えない袋小路のような状況。ケリー・ライカートは、そうした状況や場面を、好んでモチーフにしているように感じる。
西部開拓史以来、移動することが1つの…
ミシェル・ウィリアムズの演技が良かった。
貧困の中でも気高さがあるウェンディに現実味を感じた。
職もなく、金もなく、唯一のライフラインの車も故障…
さらには、友人ほ犬・ルーシーもいなくなってしまう…
ウェンディが木の棒を投げ、たった一人の家族である愛犬ルーシーがそれを咥えて戻ってくる。ルーシーは口から棒を離さない。
「離して、ほら、離すの」
ウェンディが何度かそう言うと、ルーシーはようやく口…
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