世界は構ってくれない
それが自然なことであるように
私が守り私を守る1匹の犬ですら、簡単に引き剥がしてしまう
それが自然なことであるように
この映画で不自然に感じられる箇所は、老人が携帯電話を貸し…
ミニマリズムとリアリズム
写真集にして欲しい系ムービーだなあ、00年代とは思えない映りだなあ、やはりフィルムカメラいいなあと思いながら観た
そしてフィルムだからこそ野宿シーンの怖さ増した感じある
ウ…
このレビューはネタバレを含みます
犬と共に仕事を求めて旅をするのも過酷な上、自分で巻いてしまった事もあるが、追い打ちをかけるようなことが続くので、緊張感が走る。先を見通すことのできない未来であるが、優しい音楽や警備員・可愛い犬と共に…
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ライカート作品の中で一番好きです。
以下、引用
ロベール・ブレッソンを参照したとしか思えない画面が展開されもする。万引き後パトカーの後部座席に座らされるウェンディを助手席から捉えたショットは『抵…
切ねぇ。何も起きないけどずーっと見ていられる。仕事と家を得るために,仕事と家が必要という矛盾と彼女の孤独を,左右に動くカメラが直向きに捉える。凄く現実的だから,その傷に優しさが沁みる。辛いラストだが…
>>続きを読むすべてが優しくて美しい映画。アニエス・ヴァルダの冬の旅を観た後だったので、尚更そう感じた。ミシェル・ウィリアムズの繊細な演技が心を打つ。やるせなさと絶望で叫び声を上げたくなるようなアメリカ社会の貧困…
>>続きを読む1人と1匹のロードムービー。
前半は全部が悪い方向に進んでいって可哀想。
後半はほぼ無一文のウェンディが、やれることを1人で頑張っていく姿がかっこいい。
ラストのシーンでは、現実の厳しさと、何す…
監督の愛犬とミシェル·ウィリアムズ。必然のペア。迫られる二者択一の物語。泣きっ面に蜂が重なるにつれカメラの運動が豊かになってくる確信犯的おかしさ。保健所での横移動からの切り返しにハッとする。88年式…
>>続きを読む金銭的なやりくりがダルデンヌ兄弟並みに生々しく、ラストの切り返しなどはブレッソンみたいにおごそか。そして全体としては軽やかなのがケリーライカートの味。セリフとかもすごく具体的で、簡潔で、たまらなく好…
>>続きを読む© 2008 Field Guide Films LLC