森谷司郎、木下亮同期乍ら、格段に早く監督昇進を果たした東宝期待のヌーベルバーグ恩地日出夫監督の、デヴュー作にして才気を溢れる小品佳作。人柄は良いがぐれて少年院を出所した川本夏木陽介は、廃坑となった故…
>>続きを読む恩地日出夫のオリジナル脚本による第1回監督作。少年院を出所した夏木、故郷に恋人の星はおらず、彼女を追って東京へ。会った星は人が変わってグレていた。成り行きからやくざの組に。組に利用され、再びムショ入…
>>続きを読む数年前初めて観たときは、夏木陽介の幼なじみ星由里子が東京で不良になっていて振り向きざまのチリチリパーマ頭のどぎつい化粧にたまげてしまったが、今回は落ち着いて鑑賞。恩地日出夫デビュー作にしてこんなに優…
>>続きを読む4/24@ラピュタ阿佐ヶ谷
少年院の務めを終えた夏木陽介が恋人・星由里子からの手紙を受け上京するのだが…
期待と不安を抱え再起を決意する青年に襲いかかる現実。
しかしほぼ一文無しで上京してくるの…
舞台となっている1960年頃の新宿や四谷はこれほど猥雑だったのだろうか。現在とロケ地を比べたサイト(https://ogikubo-toho.com/seitiwakaoo.html)によると確かに…
>>続きを読む新宿ガード下のトンネルを軸に周辺のロケ撮影、そこまでモダン!ってとこまでいかない微妙なラインが絶妙に素晴らしい。田舎から出てきたドンくさい人間しかで出てこないし。ウリで稼ぐカミナリヘアの星由里子はキ…
>>続きを読む2021/11/6
更生を誓って少年院を出所した川本。彼と一緒に出所するのが田中邦衛で、初っ端から笑ってしまう。が、何よりも、川本の恋人・道子演じる星由里子に驚かされた。「万事お金」ではあんなに可愛…
少年院帰りの若者が恋人を追って上京し、堅気の仕事につこうとするが、現実の壁に阻まれ転落していく青春ドラマ。リアリズム路線。星由里子のズベ公演技が衝撃的。鳥籠の小ささが気になる。田中邦衛の少年院仲間設…
>>続きを読む言葉よりも映像のつなぎ方で伝えるスタイル。
田中邦衛は少年に見えないけど少年院。幼なじみは一人称アタイのズベ公に。
こんなに物があふれているのに、自分達が掴み取れる物はほとんどない。若い夏木陽介と星…