紙の花の作品情報・感想・評価

『紙の花』に投稿された感想・評価

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4.6

陰に射す一条の光線、髪を揺らす風、灯火。別離と接近・再会の反復。二重の別れと転落の孤独感。ど直球なメロドラマにエンタメ界隈の盛衰。自然形成の美。車上歌唱の多幸感。トリックスター別居娘、イメージオーバ…

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話は陳腐。市井の娘を主役に抜擢、大スターに。監督は酒に溺れ、転落の道。本作は、興業的失敗から、グル・ダットの引退作となった。映画の内容が鏡のように反映している。
美しいね

監督の映画に対する向き合い方が、辛いほど伝わってくる。
眠くさせず、最後まで観てしまうのだが、このようなシナリオに148分も付き合わされることに虚無感を覚える ところで、娘との別離で飲んだくれる時の変に可愛らしい効果はなんなんだ

高橋洋監督がオールタイムベスト10に挙げていて気になっていた作品。1950年代インド映画の巨匠グル・ダットの監督主演作。蓮見重彦も称賛していた。

人気映画監督と孤児院で育った娘のメロドラマ。インド…

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再見。最高のメロドラマ。接近なき愛という表象がこんな形で可能になるとは嬉しくてたまらない。
いけ
4.5

映画には「撮られてしまった」ショットが存在する。そのショットが撮られた瞬間に何が映っているのか、我々は決して気付くことがない。そのショットはスクリーンにちらつく光の中に潜み、我々の意識と歴史の間隙を…

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Baad
4.2

『渇き』と共にグル・ダットの代表作とされる芸術性の高いボリウッド娯楽映画。

映画監督としては、グル・ダットの最後の作品とされているようですが、この後主演作でヒットを2本飛ばしているので、これがグル…

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グル・ダットの遺作。
グル・ダット演じる映画監督シンハーは、落ちぶれた状況であり、誰もいないスタジオで、女優シャンティと出会った時からの自分の人生を振り返るが・・・という話。

グル・ダットの半自伝…

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impre
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ひょんなことから映画にヒロインとして出演することになったワヒーダ・ラフマーン。映画監督グル・ダットが誰もいないはずの撮影所に行くとワヒーダが1人で編み物をしながら待っている。そこから1点の光が差す撮…

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