感動した。良い映画を観た。しかし、どこか引っ掛かるのだ。
怜子の行為は、善行ではあるが、バタ屋部落の人たちはそれに甘え、無意識のうちに、怜子の資金集めの能力、善意、献身さを搾取している。それは怜子も…
バタヤ部落のセットが良。
実話(についてはあとから調べて知った)を基にしていることもあってか、なんかモッサリした流れで、せりふも演出も妙に新劇くさい感じがした。このまま舞台にのせて全国巡業しそう…
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“蟻の街のマリア”と呼ばれた奉仕活動家・北原怜子の伝記映画。揺るぎない五所ヒューマニズムと、奉仕と偽善の境界をシビアに問う松居桃楼の原作との相乗効果が、自己犠牲のお涙頂戴的美談に留まらせない。松居を…
>>続きを読む☑️『蟻の街のマリア』(3.6)及び『欲』(3.0)▶️▶️
五所の系譜で言い忘れたが、ヘンテコな世界⋅価値観が尋常でもないというのがある。そもそも全作中の代表作の『煙突の~』からして、お…
五所平之助大会@フィルセン。
初鑑賞。いままでその存在だけした知らなかった北原怜子とは、こういうひとだったのかと、初めてわかった。
ただ、五所作品としては、いささか冗長。脚本がよくない。
南原宏治の…
実話にもとづく蟻の街に尽力した薄命の女、北原怜子の生涯を描く!寝不足の多々良純がクリスマスの朝にマンテーニャ『死せるキリスト』に重なると指名手配される皮肉。南原宏治は蟻の街の運営を任された善人なのだ…
>>続きを読む実話である物語のバックグラウンドを知らなければ、単なるザ・美談な取るに足らない映画では。
ここではアダ名で呼びあうんだと、絵が上手い奴は直球で「ピカソ」だったり、子供をばんばん産むおばさんは「鶏ば…