わかれ雲の作品情報・感想・評価

『わかれ雲』に投稿された感想・評価

koss
3.5

農村フィールドワークで訪れた小淵沢で病に臥せった都会の女子大生が村の医師に出会い、自己に目覚め、認めていなかった継母も受け入れ、積極的に生きて行こうと決意する、社会主義思想のあまりにも露骨で教条的な…

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3.4

何年か前から定期的な集まりの為、小淵沢に年2回の割合で訪れている。
当時の駅前の方が、今よりも賑わっている気がした。
作品としては、沢村契恵子さんが、ストーリーが進むにつれてだんだんと美しくなってい…

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3.4

東京から来た女学生が小淵沢の宿で療養するうちに、診療所の医師と恋に落ちる話。

朝ドラみたいな脚本だけど、三浦光雄の撮影は一流で八ヶ岳の後景が画面に映えている。
宿屋の人々の日常を、それぞれ襖越しに…

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川崎弘子演ずる女中の優しさ。
五所平之助監督らしい、あたたかい映画。
毒がないので安心して観ていられるが、そこがもの足りなくもある五所平。
沼田曜一、後年の悪役ではなく、こんな良い役やってたんだ。

本作は、 館岡謙之助、田中澄江、五所平之助のオリジナル脚本による、五所が中心となって設立したスタジオエイト製作、新東宝配給の1951年作品。旅の途中で体調を崩した女学生。その地での人々との触れ合いが…

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3.8

二階から汽車が見える。
心と身体を休めるヒロインは澤村契恵子。唇をかみしめた表情など、なるほど紀伊國屋である。
彼女の気持ちがほぐれるまでいささか時間がかかるのだが、小淵沢周辺の風景や地域の人々の言…

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所々観てるだけで空気が澄むような、美しい八ヶ岳周辺の自然や田舎のロケーションのショットの数々。素朴な味のある田舎町や村。山、木々、水辺などの登場人物の配置。その中に含むのは交流と叙情。まるで母親のよ…

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みお
-

テンポ良くて面白かった

富士山の水を飲んで「幸福!」
今はうれしみ!名詞で感情を表す廻り巡るブーム
(それをいうならうれしさね)

日本のねちっこくて厚かましい人情ー
安心する

職場から徒歩圏内…

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傑作! 
女学生、カメラ屋、女中、女将、医者、と冒頭から目まぐるしく登場人物が現れるがそのどれもが数秒でキャラクターとその関係性をわからせる。
4.0

全体的に地味なのだけれど、見れば見るほどその人間の優しさを奥深く描いた滋味の深いフレーバーがスルメのように染み渡り唸らされる名品。

訳ありの女中川崎弘子と旅行中急病のため旅館に泊まることになった女…

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