<戦争孤児の悲惨な境涯で描く“戦後”>
海に面した寂れたホテルに謎めいた青年ピエールがやって来る。そこには孤児院育ちの女中マルトと少年が働いていた。マルトはピエールに興味を抱いて次第に心を通わせて…
このレビューはネタバレを含みます
ジェラール・フィリップと美しい浜辺と愛と絶望。
途中から来た紳士はもしや警察か?と思ったが違った。
孤児として生き、罪を犯した自分を見せて、同じ境遇の少年を救う、、最終的にあの子を救えたのだろう…
孤独は雨と共に
大人すぎるフレンチミステリー。モノクロ映像と静かな演技、どこか切ない雰囲気が絶妙に融合。言ってしまえばマニア向け作品ではありますが、ちょっぴり贅沢な映画体験をさせてくれる一作で…
「孤児院育ちでも立派な役職に就く人も大勢いるし、どんな階層の人間も犯罪者になりうる。」冒頭の説明が印象的でした🥹🙌態度が悪く雇い主からも邪険に扱われてる孤児院出の子どもに対して
🧔♂「現状に我慢…
冬の海辺の宿。人もまばらで寒々しい景色。映画のはじまりから終わりまで外はずっと冷たい雨が降っている。たまにちょっとだけ止む。また降りだす。物静かな男がひとり、宿を訪れる。暗い過去をもっていそう。男は…
>>続きを読むなんだか映画に惹き込まれてしまった。
これまでジェラール・フィリップの良さがイマイチよくわからなかったが、こんなにもこの作品に惹き込まれたのは、恐らく彼の孤独な演技と淋しげな表情が心に響いたからだろ…
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