さらば復讐の狼たちよの作品情報・感想・評価・動画配信

「さらば復讐の狼たちよ」に投稿された感想・評価

majizi

majiziの感想・評価

4.0
辛亥革命後、混乱期の中国南部を舞台にした西部劇風コメディ作品。

どこか七人の侍を彷彿とさせるような、山賊VS悪徳商人に詐欺師が絡むストーリー。

監督のチアン・ウェンが山賊の頭領役、悪役にはチョウ・ユンファ、詐欺師にグォ・ヨウ。とにかく大御所たちが豪華!

三人の会話の演技合戦がめちゃくちゃ面白く、脇役も一癖も二癖もありストーリー展開も早い。

序盤、食べた麺が一杯か二杯かを言い争う場面は、中国人の「面子が命」の心理を逆手を取って、仕掛けられた罠に気がつかず六弟がとる行動は何故か日本的。

ここで追い詰めるチェン・クンの演技がヤバかった。

ちなみに音楽は久石譲。

三弟は「薄氷の殺人」や「鵞鳥湖の夜」で刑事役をしていたリャオ・ファンで、やっぱりこの人、存在感があるって思った。

背景として、腐敗した官僚や拝金主義、強い方を見極めて態度を変える民衆など、チアン・ウェン特有の強烈な風刺が入っており、暗喩として現状の中共への批判もあるようです。

とはいえ、検閲を合格しているため中国人でもきっと全部はわからないし、そこまで深読みせずとも、単純に楽しめるエンタメ作品だと思いました。

それにしてもチアン・ウェンはかっこいい。フェロモンが出すぎー!

邦題はなんか違う気がする🙄
Seira

Seiraの感想・評価

3.6
スピード感もあるし、かなり面白かったんだけど、たくさん取り溢してしまってるんだろうなあと思う。
中国語は分からないから、ニュアンスとか笑いとかめちゃめちゃ落としてそうなのが悔しいなあ。笑っていいのかふつーにそーいう習慣があるのか分かんないとことかも多かった。六のお墓の形とかはふつーに笑っていいんよね?中国4000千年の歴史ならほんとにそーいうことあったんかなあとか思っちゃう笑

あとめちゃめちゃお金かかってそうううう
書記殿がめちゃいいキャラしてる!表情も!

最後がなんとなく切なさ残ったなあ〜そして誰もいなくなった。
邦題から想像するのは純ハードボイルドだけど、実際はハードボイルド+コメディ中国西部劇という感じで、めちゃくちゃっぽいのに不思議な世界観が確立されてて超いい映画。
山賊の親分を演じる姜文と、ずる賢いけど憎めない小物・葛優の掛け合いはずっとみていたい!魅力がある役者しかいない。
おもしろかっこいい銃撃戦はもちろん、作中で人心を誘導するシーンが本当に好き。テンポがよすぎる会話でキャラクターにあまり感情移入させずに話をどんどん進める&一歩離れてストーリーを追えるところもいい。山賊の仮面や県令、地主の屋敷、町の絶妙な現実味のなさも気持ちがいい。そしてセリフが音として聞いてて綺麗。さすが漢詩の国(?)
大好きすぎて何度も見たくなる作品。
チアンウェン監督の作品で最も興行的に成功した映画。かなりオススメ。
コメディでもありアクションでもあり西部劇でもありドラマでもありの快作
そんなゴッタ煮を名優三人の芝居でコーティングしていて
長い上映時間を感じずに楽しめた
爽やかで苦いラストも良き
隼人

隼人の感想・評価

3.8
中国の近現代史に詳しくないから社会風刺は分からなかったけど、エンタメ作品として十分に楽しめた。黒澤時代劇らしさもあり、西部劇らしさもあり、三国志らしさもあって、今までにない感じ。衣装とか、細かい装飾とかもすごい好み。
ただ、ちょっと長い。ちょっとね。
LaserCats

LaserCatsの感想・評価

3.7
チョウ・ユンファ目当てで観た中国映画ですが、結構面白かったです。
山賊の親分、チアン・ウェンがとにかくかっこいい!
山賊たちの連絡手段の笛もかっこいい!
もちろん悪役でも表情豊かなチョウ・ユンファもよかったなぁ。
なんかジブリ感あるなと思ったら、音楽は久石譲でした。
緑雨

緑雨の感想・評価

3.0
復讐、怨念をモチーフにしていながら、損得勘定が先にきて案外あっさり風味に仕上がっているのが彼の国らしく、面白いところ。オープニングとクロージングはケレン味たっぷりでなかなか。CG処理はショボいが。

腹切りシーンとか、趣味の悪さもまた魅力でもあり。騙し合い化かし合いが連続するプロットも適度に複雑で悪くないけど、中盤にもう少しキレがあればとも。

あと女優陣にもうちょい魅力が欲しいところ。
Dantalian

Dantalianの感想・評価

4.8
どうしたのこの日本語タイトル…
隅から隅までブラックユーモアを込めた政治暗喩で現代中国の腐敗した官僚主義と操作されたポピュリズムを辛辣に風刺している。
封建帝政が終わった直後の20年代の中国、共和制の中華民国を背景としながら、各地方の軍閥と封建残余勢力、半植民地化された中の西洋の影響をバランスよく描いている。
姜文は相変わらず色気がやばい…
虎雄

虎雄の感想・評価

4.2
あまり期待せずに観たら…。
爽快!痛快!で、物凄く愉しめた。
オッサン達が大活躍するのは、本当に
楽しめますな。
展開もグダグダに成らなかったし。

この映画で、姜さん(アバタの張・役)の
泥臭くて格好良い処がツボりました。