無頼非情の作品情報・感想・評価

「無頼非情」に投稿された感想・評価

シリーズ3作目。個人的には鑑賞2作目。
渡哲也以外は転生して別の役で出てくる。
相変わらず画面が黒くていいんだけど、特筆すべき点が無くめっちゃ無難。ラストの地下のペンキ置き場での戦いはまぁ面白い。
敵も渡哲也もペンキで滑りまくりコケまくりグチョグチョ。
 「俺にはジュクで三国人の肩をたたっ斬ったのが、つい昨日のことのように思えるがな。」
今ではこんなセリフ、即自主規制されちゃいますね。

 実は渡哲也主演もの初体験でして、この後も無頼シリーズとして続くんですね。ベタな設定にベタなセリフ回しで、しかも東宝の同時期の作品と比べてかなり辛口の批評が多いみたいですけど、そんなに悪くはないと思うけどな。これも後出しの宿命かなぁ。

 郷鍈治カッコ良過ぎて、そりゃ伝説の歌姫も惚れますわ!
高品格の存在感ただならず!
のちの扇大臣がこんなところに!
そして、松原智恵子のなんと可憐なことでしょう!
東映映画の模倣をやりすぎて平凡化。

渡哲也と扇千景をめぐる物語は露骨に『沓掛時次郎』だし、敵役も渡辺文雄、名和宏、内田朝雄と、いかにもな面々だ。
かろうじて松原智恵子だけが日活的だが、いつも以上にお花畑女な上に、1人だけメインストーリーの外にいるので完全に浮いている。

1作目のラストを踏襲したらしき演出もあるが、疑似サイレントではなく、なぜか台詞や劇伴を鳴らしているので全く意味が無い。
クライマックスのペンキ塗れの立ち回りがせめてもの抵抗か。
 東映の悪役顔が多数出演しているせいもあって、これまでのシリーズ作以上にテンプレ感が強い。松原智恵子、なんなんだって感じだ。