仁義の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『仁義』に投稿された感想・評価

タランティーノが監督したら劇的に面白くなりそうな映画を70年代にフランス人が監督してしまった、みたいな映画。

音と台詞を極限まで抑制し、視覚言語の持続だけで観る者を引き込む、フィルム・ノワールの到達点のひとつ。

襟を立てたトレンチコートに身を包み、鋭い眼差しを交わす男たちが、それぞれの掟と欲望のために淡々…

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歯
3.1
あのとき出会わなければ……と嘆いたとしても、それも必然だった。
1,0.7,0.3,0.5,0.6
4.4

この映画をここまで余すことなく形容できる言葉を私は知らない、くらいに適切なヤツを先日、勉強した。
“シュッとしてる”である。
関西人は、賢い、クール、スマート、清潔感がある、オシャレ、落ち着きがある…

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メルヴィルらしい青の色調の画面と限られたセリフと音楽のみで語られる演出はやはり絶品。本作は犯罪映画でありながら逃亡劇、群像劇、さらにはロードムービー的な要素も兼ね備える。あらゆるジャンルの映画の交差…

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PS3
-

ハリウッドの職人監督であれば90分で撮り切る題材をこれだけ時間をかけて撮っているのだから、当然緩慢な作品に仕上がっているはずだが、にもかかわらず無駄がなくタイトに感じられるのがすごい。
ゆっくり進行…

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原題の「Le Cercle rouge」はラーマ・クリシュナの言葉による。「運命の赤い輪」の中に出会うべき人には出会うといったほどの意味。ジャン・マリア・ヴォロンテが列車での護送中に脱走し、アラン・…

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milk
3.8
忙しかったり色々あって2週間ぶりの映画です笑
やっぱりこの色調がかっこいいし、警官、犬、屋根の上の2人の影、いい描写が多いね。アラン・ドロンはやっぱりかっこいいです。
蒼
4.4
鍵穴から覗いた目とか列車の写し方が好きすぎて最初から引き込まれて
強盗シーンも音がないからめちゃくちゃ緊張感、よかった
3.7

相変わらず青みがかった画がかっこいい。逃亡した男を探すために一列に並ぶ警官隊、そして犬。男がブリーフ一丁になり、川を渡る。ここで丸めた服を投げて、結構な飛距離なのも面白いんだけど、全体的にルーズで間…

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