エグザイル/絆の作品情報・感想・評価

「エグザイル/絆」に投稿された感想・評価

♪ 写真の中の俺達はいつも
  勇ましく何かを睨んでる

思うに、格好良さって“覚悟”の有無。
どれだけ「俺は器が大きいんだ」と振る舞っても、それが無ければ案山子と同じ。目ざといカラスは知っている。彼奴は何も出来ない、と。

それは映画でも同じ。
“覚悟”があれば台詞なんて不要。
寧ろ言葉が本質を隠し、間違った方向に誘導するだけ。素材を無駄にして終わり。

だから、本作は語らない。
始めは運任せ、コインを天に投げて。
次はそれがセオリー、指が弾くままに。
しかし、最後は決断したがゆえに投げ捨てる未練。

そこに言葉が要るのか。
漂う色気が鼻を突けば脳髄は蕩けるし、瞳の奥にある熱量は脊髄に電流を流し、口から零れるのは吐息。友情は打算ではない。家族も打算ではない。

だから、命すらも紙切れより薄く。
悔いなどあるはずなく、ただ只管に運命が結び付けた糸を愛でるように大切にする。刃物で切ることは出来ず、銃弾で打ち抜くことも出来ない。それが真の“覚悟”。

これがジョニー・トー監督の筆致。
静と動が繰り返すように揺蕩う世界。そのギャップは細胞から宇宙の果てまで届くほどの大きさ。那由他に霞むのはセピア色の残像。思わず口から零れる「スタンド・バイ・ミー」。

まあ、そんなわけで。
不器用なまでに語らない物語に燃えて、萌えろ。魂が焦げ付いた先にあるのが約束の地。きっと、彼らはそこで待つ。手も振らずに前を向いて待つ。

だから、あとは歩むだけ。
悔いが残らないように考え抜き、その一歩が明日の糧となると信じ、勇気を持って踏み出せは良い。それが出来れば漢。天に拳を突き立てて果てる漢。

わが生涯に一片の悔いなし。
majizi

majiziの感想・評価

3.9
ジョニー・トー監督の香港ノワール。
エレクションからの流れで。

キャスト被りすぎ〜笑
またマフィア内輪揉め。
なんだけど、今回は友情が大きなテーマ。

返還前のマカオが舞台。
ウー(ニック・チョン)がボス(サイモン・ヤム)の暗殺に失敗して逃亡。
ウーの元にかつての仲間4人が敵味方に分かれて再会する。

銃撃戦がはじめから終わりまで凄くて、光と影の使い方、撃たれた時の血飛沫、どれもこれもハードボイルド全開!

あからさまなクサくてダサいところも最高です。

マカオの小洒落たホテルのあんなところに証明写真機はさすがに無いのでは?とか、レッドブルのカッコつけすぎみんなの缶蹴り問題。極め付けのハーモニカw(byリッチー・レン)など。

色々突っ込みましたが、これぞ男の映画でした。

個人的には長髪キャットさんとぽっちゃりファットさんがお気に入りです。
ゲー

ゲーの感想・評価

3.4
長編モノの最終章のみを見せられた感じ。
色々と唐突すぎる。
最初のなんかすごい銃撃戦も、何をしてるのか正直よくわからなかった。無駄な動きが多い?

滅茶かっこいい画が連発する。
アイデアも満載。
やりたい事はわかる。
でもハマれなかった。

基本拳銃でバンバン撃ち合ってるだけで、これがアメリカなら、もっと火力がある銃火器が登場して敵を一掃するのになあ。


レッドブルはスポンサーだったのかな?
こんなタイアップのされ方見たことないし面白え。
男臭い。
銃撃の火薬のにおいが漂ってきそう。
削ぎ落とすたけ削ぎ落として、シンプルにがつんとくる感じ。映像もシャープ。
個人的に香港フィルムルノワールの名作。
とにかくアクションシーンがカッコいい、アングルとか映像の質感などが素敵。
格好いいを詰め込んだ作品。銃撃戦に留まらず銃の使い方が巧い。
2020/10/11(日)DVDにて。

ちょっと訳わかんないですけど、銃撃戦は超絶品☆
サイモン・ヤムは悪役やらせると格好いいですね~。
でもなんだかんだ言って、ウーの奥さんが一番怖かったです(笑)
ぽん

ぽんの感想・評価

4.0
ジョニートー本当に男をかっこよく撮るね、いちいちカットがかっこよくてしびれる
アノ

アノの感想・評価

4.3
男の中の男の中の男の中の男の中の男の中の男の映画。
銃撃戦がゴチャついて分かりにくいところもあるが、レオーネ並のクドいタメで2時間切ってるのはレオーネより凄いってことなのでは。
とにかく物を投げ続ける集大成としてのレッドブルが格好良すぎ。
冒頭で銃弾を受けた扉が縦に回転し続けるので荒唐無稽な作劇であることが分かる。グッド。

レストランの攻防で瀕死になった仲間を闇医者のとこに担ぎ込んだら、そこにさっきまで戦ってたボスが来ちゃう。
ここまではまあ王道とも言える展開だけど、そこからバレるバレないのサスペンスにせずに銃撃戦をもう一回始めちゃうのでビビった。真に贅沢な映画!
ZAKK

ZAKKの感想・評価

3.0
これまた、単純なストーリーにわかりやすいラスト。おバカなチンピラ4人のロードムービー、たいしたことないのに、なんか最期にジーンとくる、安っぽいんだけと、なんか好きな映画。とことんまでオトコのダンディズムを追求すると、だいたい安っぽくなる、けどオトコは皆、こういうのが好きだ。いい映画見て得した気分いい気分。
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