斜陽していく西陣、いよいよ商売が傾き家を手放し一家離散となる織元の人たちの沈みゆく姿を静かに捉える。非道な高利貸しや背に腹は変えられない織り子たちの姿も目に焼きつくが、主役はあくまでも織元の人たち。…
>>続きを読む光に映るゴミ
/「かわいそうな人たちがただただかわいそうに終わる話を見てカワイソー、カワイソーとシ◯る趣味はない」という曲げようのないスタンスがあるので、チラシであらすじ観た時点で入場を後悔した。…
時代は移ろい、やがて西陣の名家も没落する。冒頭のピストルの発砲音によって開始されたその没落は、死にたまふ母と看取る家族たち(父の遺影も)が解体されてゆく家の音を聞き届けることによって完成する。そのあ…
>>続きを読む ※ ☆☆☆☆★
日本映画栄光の1952年〜1954年。
この時代が如何に凄かったかかはこの作品がキネ旬ベストテン入りを逃している事実が物語っている。今ならベストワン確実だろう。
この映画の素晴…
【妾も身内・・・昔はよかったなあ(笑)】
1952年のモノクロ邦画。
西陣織で著名だった京都の老舗も、戦後世代の着物離れには勝てず、業績は悪化する一方。金策に行きづまった社長は自殺してしまう。
…