家族会議の作品情報・感想・評価

『家族会議』に投稿された感想・評価

ハ
3.5
1936年の映画とは思えない現代的なお話、演出。

ショックでグラスを握り潰すシーンは爆笑。
株の売買を仕事とする佐分利信は、大坂にいる泰子が好き。だが、父は大阪の株屋で。熾烈な争いが始まるのだった。

佐分利信(重住高之)
高田浩吉(京極練太郎)
仁礼文七 ................  志賀靖郎
池島信助 ................  藤野秀夫
尾上惣八 ...............…

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4.7

素晴らしい!この作品の演出は見事だ。この作品を観て何故島津保次郎監督が偉大と言われているかがわかった。これを観たのをきっかけにもう一度『婚約三羽烏』『浅草の灯』『朱と緑』を観直すと、1回目に観たとき…

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画質の乱れ、斎藤達雄、坂本武、飯田蝶子等有力な出演者が登場しない所をみると完全版では無い様だ。それでも島津保次郎監督の力量が窺える力作である。東京の株屋佐分利信と大阪の資産家娘及川道子は相思相愛だが…

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3.0
〖1930年代映画:小説実写映画化:ラブストーリー:松竹〗
1936年製作で、横光利一の同名小説を実写映画化らしい⁉️
及川道子の最後の出演作のラブストーリーの作品でした。

2023年1,550本目
い
-

佐分利信に振られた桑野通子の顔のクローズアップに合わせて仰々しい劇伴が流れ、握ったコップを力余って割ってしまい血を流すシーンがやはり印象深い。この一連の流れだけで想いの深さが十分に伝わる。『マチネの…

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AONI
3.0
このレビューはネタバレを含みます

西欧文化や洋画の影響を色濃く感じる作りだが、男女の恋愛描写に関しては控え目すぎて現代人の私にはもどかしく感じる。当時の邦画ではこれが限界なのであろうか。

恋愛には奥手な主人公。周囲の女性たちの方が…

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Omizu
3.4

【1936年キネマ旬報日本映画ベストテン 第6位】
横光利一の同名小説を映画化した作品、主演の及川道子は病をおして撮影し、本作が遺作となった。

現在観られるのはカットされた短縮版ということで色々と…

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alsace
-

大阪と東京のコントラストが興味深い。

戦前の株屋の場立ちの風景が、とても貴重。

コップを手で割る。なんていう演出、漫画でしか見た事がなかった。

映画の内容というよりも、当時の風景が見られて貴重…

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